新刊・旧刊をふくめた、まんがレビューblog。 その他、まんがに関すること。 
 
 

「まんが人blog」2015年オススメまんが!

2015年の間に更新できなくてスミマセン。
わりとリアルに燃え尽きてました…w

毎年恒例!!
2015年に発売されたまんがの中でオススメの作品を紹介します!

選考の基準はいつもと同じ。
ボクが「面白いな」「オススメしたいな」と思える作品。
かつ、2015年に第1巻が発売された作品です。(または全1巻の作品)

これが「まんが人blog」の“2015年オススメまんが”です!!


九井諒子「ダンジョン飯」(KADOKAWA)


もはや説明の必要がないヒット作!
2015年を代表する作品といってもいいのでは!?

RPGの世界観をベースにした“料理まんが”という切り口には驚かされました…!
食べるためにモンスターの生態を解き明かしていく“謎解き”的な要素も描かれていて、ホントに面白かったです。
文句なしでオススメの作品です!


眉月じゅん「恋は雨上がりのように」(小学館)


17歳女子高生・橘さんが、バツ1子持ちの45歳・さえないファミレスの店長に想いを寄せる…という物語。
想いをこめて見つめていたら店長に“睨まれてる”と思われたり。
橘さんの不器用なトコも魅力です♪

年の差的には“圏外”のハズなんだけど…という感じの片恋ピュアラブストーリー
甘酸っぱい気持ちが味わえる作品です♡


田中相「その娘、武蔵」(講談社)


主人公は身長184cmの“巨娘”兼子武蔵(女の子ですw)。
中学ではバレーボール全国優勝の立役者になったものの、突然辞めてしまう。
高校ではのほほんとした日々を過ごしていた武蔵だけど、案の定、バレー部主将に目を付けられて…!?

身長もデカいんですが、男勝りで竹を割ったような性格の武蔵ちゃんが魅力的。
型にハマらずワイルドかつパワフルな武蔵ちゃんが、バレー部でどんな活躍を見せてくれるのか!?
続きが非常に楽しみな作品です!


古屋兎丸「女子高生に殺されたい」(新潮社)


タイトル通り“女子高生に殺されたい”という欲望に取り憑かれた教師の物語。

すべては女子高生に殺されるために。
周到な計画を立てた主人公は、ついに実行へと移す…!!
教師の異常な欲望と、“犯人”に選ばれた女子高生の抱える秘密
次巻が待ち遠しい作品です。


甘詰留太「いちきゅーきゅーぺけ」(白泉社)


1994年、オタクがまだ日陰の存在だったころ。
田舎から上京し、大学のまんがサークルに入った主人公・中井純平のオタクライフを通して、1990年代のオタクカルチャーを描き出す…という作品。

作者の自伝的な内容にも興味津々ですが、作家名や書店名が実名というのが嬉しい!
当時の空気を緻密な描写で伝えるストーリー!!
これは1人のオタクの歴史であり、90年代の記録でもある。
注目しています!!


沙村広明「波よ聞いてくれ」(講談社)


舞台は北海道。
飲み屋で失恋話をしていた鼓田ミナレは、なぜかラジオでDJをすることに…!?

姉御肌で気っ風がよくて滑舌もイイ。
そしてなんといっても喋りが面白い!!
とはいえ、素人がラジオに出演…しちゃうの!?

人生は転がる! 思いも寄らない方向に…しかも猛スピードにな!!
素人DJはラジオ界に嵐を起こせるのか!?
超オススメ作品です♪


野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社)


舞台は日露戦争後の北海道。
かつて“不死身”と怖れられた兵士・杉元は、アイヌの少女・アシリパとともに埋蔵金を探す…!!
という感じの物語。

狩猟にグルメ、アクション、埋蔵金、アイヌ…いろんな要素たっぷりの極上エンターテイメント。
とくにアイヌの少女・アシリパの強さには驚かされるし、獲物の調理法には興味津々。
文句なしでおすすめできる作品です!


山本さほ「岡崎に捧ぐ」(小学館)


小学4年生の山本さんは、クラスで変わり者の岡崎さんと出会う。
そして2人は、特別な友情で結ばれるようになる…。

大人になって昔を思い出すと、仲良かったあの子の家庭環境、やばかったんじゃ…!?ってことはままある。
でも子どものころって気が合いさえすれば、お互いの家庭環境の違いなんて関係ないんだよね。

そんな子ども時代の自由さと、たくましさ
さらには90年代のノスタルジーも感じさせてくれる作品。
子ども時代の思い出と、胸にしみる友情を味わえる佳作です。


光永康則「カコとニセ探偵」(集英社)


天才少年探偵として数々の事件を解決してきた高校生・六波羅覚
彼の武器は明晰な頭脳と“霊感”。
覚は死者の声を証拠に推理をすすめ、犯人にたどり着く…。

そんな覚が出会ったのは、自称“高貴な”地縛霊・カコ
怨霊を退治できるカコの力を借り、覚は怪奇な事件を次々と解決していく…!

ホラーとミステリー、2つのジャンルの融合が新鮮で面白かったです!
全4巻完結、実写ドラマ化とかしたらいいのにな…と思うくらいの佳作ですよ!!


川三番地「あしたのジョーに憧れて」(講談社)


主人公の田中くんは、作者自身(川三番地)
巨匠・ちばてつやのアシスタントになった作者自身が、プロの技術と創作への執念の凄まじさ、当時の思い出について描いた作品。

そこは本物の“プロ”が集まる現場。
独特のパース技術、温かみを生み出すためのペンの使い方、掃除のときでもモノの形の観察を怠らない心構え。
最高の作品を創りあげるための“創意工夫”がいくつも積み上げられていることに、もう感嘆するしかない。

アナログ技術の粋、巨匠・ちばてつやの仕事ぶりを記録するという意味でも価値がある作品。
ちばてつや作品が好きな方は、ぜひ読んでほしい作品ですね。


ツナミノユウ「蝉丸残日録」(講談社)


ある日、朝起きたら蝉になっていた
そんなサラリーマン、蝉丸を描いた物語。

よく考えたら、蝉って1週間の命なんじゃね!?
やばい!!と思って煩悩にまみれたハードディスクを削除したり。
辞世の句を考えてみたり…。
会社ではお別れ会が開かれちゃったり。

ところが…あれ? まだ死なないの!?w
こうなったらいつ死ぬかわからないけど、カッコ悪いから未練が無いように装わなきゃ!
蝉丸の迷走と空回りっぷりが面白い作品です。


安藤ゆき「町田くんの世界」(集英社)


町田くんはメガネをかけてるけど成績は中の下。
運動は女子並みで不器用で…得意なことがないと本人は思っている

だけど、町田くんはクラスメイトの名前も近況も、しっかり覚えてる。
困ってる人がいたら遠慮なく手をさしのべるし、冷たくされても一歩踏み込むことを迷わない。
ナチュラルに人を愛する。
だから人から愛される。

町田くん…マジでいい人じゃないか。

そんな町田くんが見ている世界はどんなだろう!?
ぜひ読んで体験していただきたい作品です。


宮崎克/あだちつよし「怪奇まんが道」(集英社)


古賀新一、日野日出志、伊藤潤二、そして犬木加奈子。
怪奇まんが界を代表する4名の作家にインタビュー!!
彼らの“創作秘話”を描いた作品である。

「ブラックジャック創作秘話」と同じ原作者のもと、描き出される“怪奇まんが家”の人生
命を塗り込めるように日野日出志「蔵六の奇病」。
連載終了後は髪がまっ白になった古賀新一「エコエコアザラク」。

怪奇まんが家として生きざるを得なかった“業”
彼らが原稿に込めた“念”の凄まじさにゾクッときました…!!

怖いまんがが好きなキミに超オススメの1冊です。


西尾雄太「アフターアワーズ」(小学館)


エミが渋谷のクラブで知り合ったのは、年上でクラブの楽しみ方を心得ているケイ
意気投合した2人は、一緒に夜を明かして…
エミはケイに導かれるままクラブカルチャーの世界へと足を踏み入れていく…!!

クラブでDJをしたり、仲間とイベントをしたり。
エミにとって初めて見る光景は、とてもとても刺激的で。
新しい世界の扉を開いた気がした…!!

百合成分ありありのガール・ミーツ・ガール物語!
オシャレでオシャレでシャレオツな作品ですよこんなのボクが読んでいいんでしょうか。
いいんです!w (`・ω・´)キリッ


曽根富美子「親なるもの断崖」(宙出版)


青森から北海道・室蘭の遊郭に売られてきた4人の少女
彼女たちの生き様を中心に、昭和初期の厳しい時代を描いた物語。

人権なんて意識は、まだない。
繁栄のためにモノのように利用された、遊郭の女たちの血の涙が染みこんだ室蘭という土地。
平成の世に眼前にさらされた“昭和”の壮絶さに息を呑みました。

時代という言葉には収まりきらない人々の絶望と慟哭
それでも生き抜いた人々の姿には、もうショックでしたよ…。
多くの人に読んでいただきたい傑作です。


上記15作品に納まりきらなかったオススメ作品+α12作品です!



+αも含めた、合計27作品2015年のオススメ作品です。
今年もよい作品に出会えることを祈りつつ…。

2016年も“まんが人blog”をよろしくお願いいたします!!

   02:48 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

「まんが人blog」2014年オススメまんが!

2014年の間に更新する予定でしたが…。
部屋の模様替えであえなく撃沈!!

新年1発目の更新となりましたが、2014年に発売されたまんがの中でオススメの作品を紹介します!

選考の基準はいつもと同じ。
ボクが「面白いな」「オススメしたいな」と思える作品
かつ、2014年に第1巻が発売された作品です。(または全1巻の作品)

これが「まんが人blog」の“2014年オススメまんが”です!!


野村宗弘「満月エンドロール」(講談社)

満月エンドロール(上)
講談社 (2014-09-22)
満月エンドロール(下)
講談社 (2014-09-22)

これは“走馬灯”の物語。
人生最期の時をむかえた望月が見た“走馬灯”…そこに現れた、たえちゃんという女性。
彼女は望月の妻であり、望月よりも前に亡くなっていた。
その衝撃の理由とは!?

走馬灯で語られる望月の人生があまりに壮絶。
ただ、たえちゃんと過ごした日々だけが希望だった。
その希望が断たれたとき…望月の時間も止まってしまった。

その後の地獄の日々を“走馬灯”で繰り返す望月。
こんどは、愛しいたえちゃんと一緒に…。
哀しくも美しい愛の物語に涙。



緒方てい「ラフダイヤモンド まんが学校にようこそ」(集英社)


主人公は高校生まんが家・高槻勇斗
抱えていた連載が終了し、ついに普通の高校生に戻れるかと思いきや、まんが専門学校の講師としてスカウトされる…!

まんが家を目指す生徒たちが通う“まんが専門学校”を舞台に、勇斗はひとクセもふたクセもある生徒たちを教え、夢へと導いていく。

若者たちが夢見る“まんが家”という職業。
プロともなれば、苦しいこと辛いことは山ほどある。
だけど…だけど。
覚悟の先にはきっと“何か”がある。
まんがの世界の出来事に胸を躍らせた記憶の向こうには、きっと“何か”があるんだ…!

生徒たち1人ひとり。
己のコンプレックスと向き合い、格闘し、一歩ずつ前に進んでいく…。
その過程こそ、青春だなーって思うのです。

作者自身がまんが専門学校で講師をしているだけに、講義もリアル。
そして千林さん可愛いw
要チェックの作品ですぜ!!


堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」(集英社)


世界の人口の8割が何らかの特殊能力…“個性”を持つ“超人社会”。
主人公の緑谷出久(通称・デク)は、能力をまったく持たない“無個性”だった。
そんな彼が目指すのは“ヒーロー”という職業。

“個性”を余すところなく発揮し、悪と戦う“ヒーロー”。
“無個性”のデクには、まず不可能!
にもかかわらず、デクは助けを求める人を見ると反射的に行動してしまうのだ。

その姿に“ヒーロー”としての素質を見抜いた、ナンバーワンヒーロー・オールマイト力を貸すことに…!

何のチカラもない少年が“ヒーロー”を目指す物語。
勇気とアツさが未来を切り開く物語に注目♪



吉本浩二「カツシン さみしがりやの天才」(新潮社)


作者は「ブラック・ジャック創作秘話」で有名な吉本浩二
本作は“座頭市”で有名な俳優・勝新太郎を描く物語である。

故人ゆかりの人々を取材し、思い出として語られる“カツシン”。
その活き活きとしたエピソードが印象的でした。

ときに“映画の鬼”のように作品に没頭。
厳しく作品に取り組む一方、さみしがりやの一面もあったり。
“勝新太郎”の人間としての魅力が満載!
とくに妻・中村玉緒さんとのエピソードには涙が込みあげました。

時代を生きた男のアツい生き様、必見ですぜ。



ヤマシタトモコ「運命の女の子」(講談社)

運命の女の子 (アフタヌーンKC)
ヤマシタ トモコ
講談社 (2014-08-22)

全3編収録の短編集。
なかでも注目は、凄惨な事件をおこした少女と取調官とのやりとりを描いた「無敵」です。

由里本美鳥、16歳。
複数の殺人と放火で人を殺めた美鳥。
息を吸うように嘘をつき、奇矯な言動で女性取調官を手玉にとる…。
その一方で“か弱き女性”を強調し、ごく自然に罪を“なかったこと”にする方向にミスリードする。

狂気の思考と行動が“無敵”という言葉へと集約されていく展開にはゾクッときました。
オススメ!



清水玲子「Deep Water 深淵」(白泉社)

Deep Water〈深淵〉 (花とゆめCOMICSスペシャル)

陸上界の新星・神原醒。
スーパー美少女である彼女にまつわる、両親の“”の記憶。
そして新たに発生した“少女殺人事件”との関わりは!?

強迫性障害というハンデを抱えながら真相を追う刑事・高比良。
神原醒が過去に犯した“事件”の捜査に関わった彼が、猟奇的な事件の裏に隠された“真実”を探り出す…!

骨太の犯罪ドラマ終局の衝撃…まさに必見の一作です。



おざわゆき「あとかたの街」(講談社)

あとかたの街(1) (KCデラックス BE LOVE)
おざわ ゆき
講談社 (2014-06-13)

舞台は昭和19年、大戦末期の名古屋
国民学校高等科1年の木村あいは、自分が戦争に参加してるなんて実感がなかった。
だが授業は畑作業になり、軍事教練になって…。
戦争は次第に、ごく普通の少女の生活にを落としていく。

苦しく、厳しくなっていく日々の生活。
その中でも力強く歩んでいく、あいの姿。
だがラスト、1機の飛行機の機影が痛烈に日常を切り裂く合図となる!

戦時中の少女の生活と家族の姿が丹念に描かれた佳作。
動乱の時代を懸命に生きる等身大の少女の物語に胸をうたれました。



鈴木小波「燐寸少女」(KADOKAWA)

燐寸少女 (1) (カドカワコミックス・エース)
鈴木 小波
KADOKAWA/角川書店 (2014-10-31)

火が点いている間に妄想したことを具現化できる“妄想マッチ”をめぐる読み切り連作。
とくに必見は第3話「心の裏」。
芸術高校の美術科で、絵を切り刻む“イタズラ”が発生。
犯人は誰なのか!?
妄想マッチ”で心の声を聞いて犯人を探す主人公。
しかし、やがて創作にともなう人々の心の葛藤を目撃することに…。

意外な展開、どんでん返し。
短編ならではの着眼点にくわえて、豊富なアイデアに感嘆。
素晴らしい短編集です。



井上よしひさ「ダムマンガ」(少年画報社)

ダムマンガ  (1) (ヤングキングコミックス)
井上よしひさ
少年画報社 (2014-10-16)

私立荒玉女子高に入学した黒部弓見
…その名前から“ダム子”とあだ名をつけられたトラウマを持つ弓見は、ダムのことが大嫌い
ところが、学校で偶然知り合った素敵な先輩・八田かなんは、なんと“ダム部”の部長。
ダムの魅力をアツく語る先輩に、弓見の気持ちは揺れるんだけど…!?

という、女子高を舞台に“ダム部”の活動を描く異色の作品
「黒部ダムは2つある!?」「都営地下鉄がダムを持ってる!?」などなど雑学から知識、そしてダムの魅力まで。
余すところなく語られる、まさに“ダムマンガ”!
そして…弓見と八田先輩の“百合の香り”もまた一興。

いやぁ、ダムって本当にいいものですね♪



まずりん「独身OLのすべて」(講談社)

独身OLのすべて(1) (KCデラックス モーニング)

花の独身OL(元気が出るTV世代)の、タマ子マユ子ノブ子が繰り広げる毒舌ストーリー!

アラサー女にハンパなホメ言葉かけんじゃねえ! 無関心のほうがまだマシだ!

など毒成分たっぷりのセリフが満載。

新入社員で誰が一番ヤリマンか賭けたり、結婚式のブーケトスはセクハラだ!といいつつ全力で取りに行ったり。
いつも行動をともにする3人…だけど。
3人とも“こいつらより先に結婚できる”と思ってたり。
コミックスの帯に「幸せな人は読まないでください」と書かれるのもわかる毒まんがっぷり。

こういうキレキレのまんが大好きなんですがw、正直読む人を選ぶと思うので、興味がある方はWEBで試し読みをオススメします。

独身OLのすべて/まずりん

キミもアラサーOLのポイズンに酔ってみよう…ぜ!?w



おかざき真里「阿・吽」(小学館)

阿・吽 1 (ビッグコミックススペシャル)
おかざき 真里
小学館 (2014-10-10)

弘法大師の名で知られる空海と、延暦寺の開祖・最澄が主人公。
清廉すぎる生き方から、出世コースを外れた最澄
いつも何かを求めて止まない乾いた男空海
ふたりの人生が交わりが、やがて“世界”を変えていく…という壮大な物語。

激動の世を生きる男たちの生き様
がアツかったです。



松永肇一/うめ「スティーブズ」(小学館)

スティーブズ 1 (ビッグコミックス)
うめ 松永 肇一
小学館 (2014-11-28)

スティーブ・ジョブズ”と“スティーブ・ウォズニアック”。
アップルを生んだ2人の“スティーブ”が主人公となる本作。

コンピュータと言えば大型で、大企業や軍事用でしか使われなかった時代。
1人に1台、現在の“パーソナルコンピュータ”の原型となる“マイクロコンピュータ”を創った男たちの物語である。

イケイケのジョブズと、おっとりマイペースなウォズは本来“水と油”。
…だけど。
お互い“自分にないもの”を持っていることを知っている。

ジョブズの驚異的なプレゼン能力。
ウォズの圧倒的な技術力。


ふたりが一緒なら、世界だって変えられる
そう信じ合っているんだ。

ふたりの“スティーブズ”の快進撃に胸が躍りますぜ!



山田玲司「モテない女は罪である」(大和書房)

モテない女は罪である
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山田 玲司
大和書房
売り上げランキング: 1,655

「絶望に効くクスリ」 の山田玲司が女性に向けて描いた“モテ教本”的な作品なんですが…。
男の精神分析がめちゃくちゃ面白い!

学生時代、女の子はたいていクラスの5%のイケメンに群がって、他の95%は“いないこと”にされていた。
そんな体験から、95%の男は女が“怖く”なっている。
または“めんどくさい”と思ってる。
じゃ…女はどうすればいいのか!?

ぜひ読んで確認してみてください。^^

好きな人の“特別な存在”になる方法から、“男の育て方”まで。
必見のモテ教本でございます〜。

ちなみに。
山田玲司が女性向けに恋愛相談している記事も面白いので、ぜひ読んでみてください♪

山田玲司の男子更衣室へようこそ



都留泰作「ムシヌユン」(小学館)

ムシヌユン 1 (ビッグコミックス)
都留 泰作
小学館 (2014-07-30)

昆虫博士になるに挫折した上原は、故郷である日本最南端の与那瀬島へと帰ることに。
天体ショーを見るための観光客で賑わう島で、上原は初恋の人と再会する…!

同級生の名前は覚えてなくても、ハエの種類は覚えてる。
対人恐怖症で圧倒的なコミュニケーション能力不足な上原の挙動不審ぶりがハンパないw
昆虫博士になれず、いろいろ絶望して死を選ぼうとした上原の前に、奇妙な生物が現れて…!?

後半、欲望の権化になってブリーフ1枚で突っ走る上原が面白すぎる。
文化人類学者でもある作者が描く、南国昆虫SF
怖い物見たさで読めっ!w



上記14作品に納まりきらなかったオススメ作品+α10作品です!

長谷川伸/小林まこと「瞼の母」(講談社)
樋口橘「手紙」(白泉社)
金平守人「漫犬 エロ漫の星」(少年画報社)
青木俊直「レイルオブライフ」(マッグガーデン)
山本崇一朗「からかい上手の高木さん」(小学館)
手原和憲「夕空のクライフイズム」(小学館)
元町夏央「東京を脱出してみたよ! 脱出編」(小学館)
環望「ウチのムスメに手を出すな!」(少年画報社)
東村アキコ「東京タラレバ娘」(1)(講談社)
のぶみ/森川ジョージ「会いにいくよ」(講談社)

+αも含めた、合計24作品2014年のオススメ作品です。

2014年は比較的まんがを読めなかった年となりました。
レビューもすっかり止まってしまって…イカンなと思ってます。
今年のボクは…違うはず!w

というわけで、2015年も“まんが人blog”をよろしくお願いいたします!!

   02:21 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

「まんが人blog」2013年オススメまんが!

2013年もあと少し!…ということで。
今年発売されたまんがの中で、オススメの作品を紹介します!

選考の基準は変わらず
ボクが「面白いな」「オススメしたいな」と思える作品。
かつ、2013年に第1巻が発売された作品です。(または全1巻の作品)

順位も関係なし!
“2013年オススメまんが”です!!


・施川ユウキ「オンノジ」(秋田書店)(紹介記事)


誰もいなくなった世界で生きる、少女オンノジという名の鳥を描いた4コマ作品です。
時が止まったかのような世界で繰り広げられるシュールなギャグ
それが、だんだんと哲学的な要素を含むストーリーへと広がって…。
ラストには生きる希望へと繋がっていく…!
必見の1冊です♪


・手原和憲「68m 手原和憲 高校サッカー短編集」(小学館) (紹介記事)


出番の少ないキーパーの控えの心情を描いた「ベンチウォーマー」や、ケガで走れなくなった選手がFKの“ピンチキッカー”として活路を求める「Pinchkicker あるいは走れない代打」など。
高校サッカーをテーマに描いた全5編収録の短編集。

スポーツまんがだけど、熱血や根性とは違うベクトルが特徴的。
飄々としたキャラクターで描かれる笑いと、哀感と。
サッカーが大好きで、サッカーにうちこむ“サッカー少年”たちの人生がさまざまな角度から描かれた短編集。
サッカー好きには特におすすめです♪

また、現在『ビッグコミックスピリッツ』にて「夕空のクライフイズム」を連載中!
合い言葉は“無様に勝つくらいなら美しく散る”!
クライフの追い求めた理想の攻撃サッカーを実現しようとする高校生たちの物語。
こちらも超オススメですよ〜!!


・松田奈緒子「重版出来!」(小学館) (紹介記事)


新人まんが編集者の奮闘記。
まんが家との二人三脚だけじゃなく、営業部員や書店員など。
まんがの現場で働く人たちとも心を合わせ、作品を世に送り出す姿が描かれていることに胸が熱くなります。

作品を生み出すために。
作品を届けるために。
真剣に働く人たちの物語。

まんが好きに超オススメです♪


・武田一義「さよならタマちゃん」(講談社)(紹介記事)

さよならタマちゃん (イブニングKC)
武田 一義
講談社 (2013-08-23)

まんが家のアシスタントを生業としている主人公を襲った病は、精巣腫瘍…睾丸のガンだった…!
これは作者自身の体験をもとに描いた、まんがによる“ガン闘病記”なのだ。

病になって初めて実感した命の重さ、人との絆。
そして、献身的な奥さんの姿にじんときました。
…いいまんがです♪


・高尾じんぐ「くーねるまるた」(小学館) (紹介記事)


ポルトガルから日本の大学院に留学したマルタさん。
修士論文を提出しても母国に帰らず、日本でのんびりビンボーぐらし。
町の人たちと関わりながら、食べて、寝て。
日本を満喫するマルタさんの“グルメな日々”を描いたものがたり。

日本人より“日本通”なマルタさんの日々の愛おしみ方、食への好奇心が興味深い作品。
マルタさんの食べ物への関心の高さ…という名の食欲、食べてるときの可愛さに惹かれちゃいます♪


・葦原大介「ワールドトリガー」(集英社)(紹介記事)

ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックス)
葦原 大介
集英社 (2013-07-04)

舞台は異世界からの侵略者“近界民(ネイバー)”の脅威にさらされている三門市。
正義感の強い少年・三雲修が出会ったのは、謎の転校生・空閑遊真。
遊真は、のんびり屋に見えて好戦的。
修羅場をくぐってきたかのような迫力をもつ不思議な少年だった。
彼との出会いが修の運命を大きく変えていく…!!

「賢い犬 リリエンタール」でファンタジックな世界観を描いて人気を博した作者の新作は、異世界からの侵略者とのバトルもの
綿密に練られた世界観とキャラクターにまんが力の高さを感じる“骨太SFアクション”が魅力です♪


・オジロマコト「富士山さんは思春期」(双葉社)(紹介記事)

富士山さんは思春期(1) (アクションコミックス)
オジロ マコト
双葉社 (2013-05-28)

勇敢にも(?)女子の着替えを覗いた中学2年の上場。
彼の目に飛び込んできたのは、身長181cm、女子バレー部のエースで幼なじみの富士山さん。
あまりの発育のよさに火がついてしまった上場は、富士山さんに告白。
付き合うことになるのだが…!?

発育、成長、第二次性徴…妄想とエロスが暴走する男の子の目線がフェティッシュでちょっとエッチ。
思春期の甘酸っぱさも香るストーリーが秀逸です♪


・今井哲也「アリスと蔵六」(徳間書店)

アリスと蔵六 1 (リュウコミックス)
今井哲也
徳間書店 (2013-03-30)

“想像したことをすべて具現化する能力”をもつ超能力少女が出会ったのは、昭和の頑固爺さん。
世間から隔離された施設で育った超能力少女が、爺さんとの出会いによって“生きること”の意味を知り、やがて居場所を獲得していく…。
“出会い”がもたらす、心の変化に熱いものがこみあげます。
いいよ!


・ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール」(太田出版)

ナガサレール イエタテール
ニコ・ニコルソン
太田出版

3.11で実家を津波に流された作者。
祖母は認知症、母はガンが発覚という波瀾万丈を経て、実家を再建するまでを描いたエッセイまんが。

震災で失ったもの、震災でも失わなかったもの。
家とともに家族のつながりも“再建”していく様子をユーモアをまじえて描いた佳作です。


・KAITO「クロス・マネジ」(集英社) (紹介記事)


新しい部活を探し始めて1ヶ月。
櫻井はどこの部でも長続きはしなかった。
ある日、櫻井は1人でラクロスの練習に没頭する深空と出会う。
挫折から“本気”で取り組むことに臆病になっていた櫻井が、ついに見つけた“本気”になれること。
それは、ラクロス部のマネージャーだった…!

少年の揺れる心情と、少女の熱き想い。
スポーツをめぐる“青春模様”を丁寧に描かれている。
プレーヤーたちと、マネージャー、それぞれの心に寄り添った成長物語に注目♪


・大亜門「わたしはキャワワワ!!」(集英社)(紹介記事)


ぬいぐるみ大好きな女子中学生・イヨが出会ったのは、ウサギのぬいぐるみ…によく似た生き物・エイナス。
エイナスは強引にイヨを“伝説の戦士・キャワワワ”にスカウト。
この世をキモく変えようとする“テラキモス帝国”と戦うことに…!!

必殺技で敵のキン○マを締めあげたり、ア○ルに似た口からムリムリッと変身用リップを取り出したり。
ギリギリ…アウトっぽい下ネタが最高w
やはり青年誌連載作だけはあるww

読む人を選びますが、ボクは大好きです♪


・折笠格/西出ケンゴロー「ウメハラ To live is to game」(PHP研究所) (紹介記事)

ウメハラ To live is to game

PHP研究所
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日本初のプロ格闘ゲーマーとなる伝説の人物・ウメハラこと梅原大吾の少年時代を描いた物語。
天才的頭脳を持つ姉を身近に見ていたウメハラは、姉のような“才能”に勝つための方法を感覚的に知っていた。

それは圧倒的な“努力”である。
カンや経験に頼らず、他人が驚くような“圧倒的な”努力を積み重ねる。
ただ、勝つために。

ゲームという勝負を通じて、練り上げられた生き方の“哲学”にシビレる1冊。
平成の「空手バカ一代」ともいえる作品。
はやく続きが読みたい!


・賀東招二/カサハラテツロー「フルメタル・パニック! ZERO」(富士見書房)


小説が原作の「フルメタル・パニック!」を、ロボットの描写に定評がある作者が描いた作品。
小説版を作者流に咀嚼し、新たな魅力が紡ぎ出されています。
(原作を変えた部分には賛否両論あるようです)

ちなみにボクは原作を読んだことがないですが、スピーディな展開と迫力の描写でめちゃめちゃ楽しかったです。
いいよ!


・麻生みこと「海月と私」(講談社)(紹介記事)

海月と私(1) (アフタヌーンKC)
麻生 みこと
講談社 (2013-08-07)

駅にも浜にも温泉にも不便な民宿・とびうお荘。
仲居の求人を見てやってきた梢は、辺鄙な民宿には似つかわしくない若い女の子。
主人は断ろうとするけど、人懐っこくて如才ない梢にうまく乗せられちゃって…!?

辺鄙な宿にやってきた、謎の女性・梢
明るくて人懐っこい笑顔で周囲に溶け込み、人と人とを繋いでいく…。
寡黙な主人と梢の関係にも注目のドラマです♪


・石井光太/村岡ユウ「葬送 2011.3.11 母校が遺体安置所になった日」(秋田書店)(紹介記事)


岩手県釜石市で歯科助手をしていた、大谷貴子さん。
2011年3月11日、東日本大震災発生後、津波で亡くなった人々の身元確認のため、遺体安置所で検案作業をすることになる。
その遺体安置所は、彼女の母校であった…。

何もなければ、普通の人生を送っていた人が。
災害がキッカケで過酷な仕事をすることになってしまう…。

亡くなった人と。
亡くなった人の家族と。
それに関わる人々の
慟哭にも似た物語が胸にせまります。


・岡本倫/横槍メンゴ「君は淫らな僕の女王」(集英社)


超名門私立に通うお嬢様・昴に10年ぶりに再会した幼なじみの主人公。
だが、昴にまるで虫のような扱いを受けて大ショック。
思わず口にした“おまじない”が2人の関係を劇的に変える…!

ビックリするくらいえろいエロコメや!w
少年が読んだら前かがみ必死w
えろいの大好きな君にオススメ!ww


上記16作品に納まりきらなかったオススメ作品+α10作品です!

渡邉築「恋するエジソン」(集英社)
コージィ城倉「チェイサー」(小学館)
萩岩睦美「天然家族」(集英社)
小原愼司「地球戦争」(小学館)
ハロルド作石「RiN」(講談社)
星里もちる「星里もちる短編集 あっちもこっちも」(小学館)
環望「ハード・ナード・ダディ」(少年画報社)
尾崎かおり「神様がうそをつく。」(講談社)
間瀬元朗「デモクラティア」(小学館)
赤星トモ「思春期シンドローム」(講談社)

+αも含めた、合計26作品2013年のオススメ作品です。

いや〜。
今年もたくさんのまんがが読めました。
楽しい作品、胸にくる作品、いろんな作品と出会えました。
やっぱり一年の最後は感謝の気持ちでいっぱいです。^^

2014年もいっぱい読むぞ♪

このブログを読んでいる皆さんの2014年が喜びに満ちたものになるよう、お祈り申し上げます。
2014年も“まんが人blog”をよろしくお願いいたします。
   23:31 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

「まんが人blog」2012年オススメまんが!

2012年もいよいよ終わり!
…ということで、2012年に発売されたまんがの中で、オススメの作品を紹介します!
今年は昨年と同じく30作品!!
ドカンと紹介させていただきます♪

選考基準はいつもと同じ。
ボクが「面白いな」「オススメしたいな」と思える作品。
かつ、2012年に第1巻が発売された作品です。(または全1巻の作品)

とくに順位はありません!
さあ2012年の総決算“2012年オススメまんが”です!!


・アルコ/河原和音「俺物語!!」(集英社)→ (紹介記事)


俺物語!! 1 (マーガレットコミックス)
アルコ
集英社 (2012-03-23)

お年寄りには席を譲る。
溺れてる人がいたら躊躇なく飛びこんで助ける。
…などなど、困っている人がいたらほっとけない性格。
男も惚れる“ナイスガイ”…それが主人公の剛田猛男。

だけど…。
柔道部のコワモテで角刈りで。
少女まんが的にはありえない容姿(失礼)なのよ。

こんな猛男がをするんだけど…!?

いやー。
各種ランキングでも上位に来てますね!
ホント猛男がいい男すぎて、無条件で応援したくなっちゃいます。
2012年イチオシのラブコメです!^^


・松井優征「暗殺教室」(集英社)→ (紹介記事)


暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)
松井 優征
集英社 (2012-11-02)

落ちこぼれの生徒たちの担任としてやってきたのは。
タコみたいな“怪物”先生だった。
その“怪物”先生は「1年後に地球を破壊する」と宣言。
落ちこぼれの生徒たちは、先生を“暗殺”する任務を与えられた…!!

ひとクセもふたクセもある“落ちこぼれ”の生徒たちが、“暗殺”という目的に向かって努力し、やがて自身の才能を開花させていく…!!
“暗殺”というテーマは突飛だけど。
描いているのは王道の学園モノなんだ。

“怪物”先生こと「殺せんせー」の正体も気になるところ。
いま『少年ジャンプ』で一番楽しみにしている作品です♪


・卯月妙子「人間仮免中」(イースト・プレス)


人間仮免中
人間仮免中
posted with amazlet at 12.12.31
卯月 妙子
イースト・プレス

統合失調症である作者が、自身の過去、現在をありのままに描いたエッセイまんが。
…なんだけど、それが比喩じゃなくてホントに凄まじい
とくに冒頭、作者が歩道橋から飛び降りるシーンはショッキングでした…。

それに加えて夫の自殺、薬が手放せない生活、そんな中で出会った最愛の人…。
身を切るような痛さと、心あたたまる優しさと。
人が生きること、そのものを謳ったエッセイまんが。
感動の1冊です!


・ヤマシタトモコ「ひばりの朝」(祥伝社)→ (紹介記事)


ひばりの朝 1 (Feelコミックス)
ヤマシタ トモコ
祥伝社 (2012-08-08)

少女と呼ぶには生々しい、14歳のオンナ・手島日波里
この日波里と関わることで、男も女も自身の醜い本性をさらしていく。
まるで渦に巻きこまれるように…。

周囲の悪意とは関係なく、年相応の女の子なのか。
それとも14歳の悪女なのか。
緊張と不安、サスペンスを感じさせる物語を目撃してほしい。


・押切蓮介「ハイスコアガール」(スクウェア・エニックス)


ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)
押切 蓮介
スクウェア・エニックス (2012-02-25)

ときは1991年。
小6のハルオはゲームセンターに入りびたる“ゲーマー”だった。
腕に覚えのあるハルオの前に、ひとりの少女が立ちはだかる。
同じクラスの大野晶…!!

金持ちのお嬢様である大野さんが座るのは、ピアノの前じゃない。
「ストリートファイター2」の筐体の前なんだ。
駄菓子屋のボタンが壊れたマシンでも華麗に全面クリア。
その腕前は、ハルオにとって目の上のタンコブ。

だけど、ハルオは大野さんのゲームの腕前に尊敬の念をいだいて。
世間では不良のたまり場と呼ばれていたゲームセンターで魂を燃やす“同志”として。
お互い見えない絆で結ばれるようになる…!!

言葉はいらない。
ゲームがあれば、それでいい。


ゲーム脳を抱えた少年の青春ストーリー。
超オススメだっ!!


・とよ田みのる「タケヲちゃん物怪録」(小学館)→ (紹介記事)



世界で一番“不運”な女子高生・タケヲちゃん。
親元を離れて暮らしはじめたアパートは、なんと妖怪屋敷だった!!

アノ手コノ手でタケヲちゃんを驚かそうとする妖怪たち。
でもタケヲちゃんは世界で一番“不運”だから、怖いことには鈍感だったんだ。

むしろタケヲちゃんは、幸せなコトに驚いちゃう。
それに気づいた妖怪たちは、こぞってタケヲちゃんを幸せにしようとするんだけど…!?

世界一“不運”な女の子と、妖怪たちのハートフル・コメディ。
超オススメ。


・とよ田みのる「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW」(小学館)→ (紹介記事)



とよ田みのる作品をもう1冊ご紹介♪

離島を舞台に、外国から来た少女と少年の交流を描いた表題作「CATCH&THROW」ほか。
メデューサの末裔である少女・面倒さんを描く「面倒さん」、まんが家・よしづきくみち原作の「等価なふたり」など全5編収録の短編集。

とくにグッときたのは「CATCH&THROW」!
外国から来た少女と、フリスビーを通してコミュニケーション!
少しずつ絆を深めていく物語が温かく爽快な物語です。
いずれも佳作ぞろいの短編集となってます!
オススメ♪


・東村アキコ「かくかくしかじか」(集英社)→ (紹介記事)



林明子、18歳。
子供のころからまんがを描き“少女まんが家になる”と決めていた明子は、美大受験のために通った絵画教室で恩師と呼べる人物に出会う…!!
まんが家・東村アキコの自伝的作品である。

自分は絵がうまい、天才だと勘違いしていた明子。
その天狗になっていた鼻をへし折り、ボコボコにしたのが日高先生。

アートは自由に描くモノじゃないの?

…とんでもない!
技術が伴わなければアートじゃない!とばかりに超スパルタで明子を鍛えていく、日高先生。
厳しさのなかに秘めた優しさ、温かさに触れたとき。
胸がじんとしました。
これもオススメの作品です!


・松島直子「すみれファンファーレ」(小学館)



川畑菫(すみれ)は小学4年生。
両親は離婚、いまは母親と一緒に暮らしている。
父親とはめったに会えない…けど悲しみにくれているわけじゃない

明るく健気に精一杯。
日々、幸せを感じながら過ごしている。

脳天気な明るさじゃないかもしれない。
でも菫ちゃんは優しくて、温かくて
まっすぐに前を向いて、未来をみすえて歩いている。
感動の物語、必見です!

第1話試し読み


・鈴木みそ「僕と日本が震えた日」(徳間書店)→ (紹介記事)


僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)
鈴木 みそ
徳間書店 (2012-03-02)

2011年3月11日に起きた東日本大震災
その後の世の中を描いたのは、ルポまんがの名手・鈴木みそ。

家族が帰宅難民になった実体験や、出版界を襲った震災の影響。
放射能にによる食品汚染とその対策などなど。
しっかりした取材を元に描いた“震災ルポまんが”。

折に触れ、読み返す価値のある1冊です。


・吉本浩二「さんてつ」(新潮社)→ (紹介記事)



こちらも震災関連の作品。

地震で多くの被害を受けた三陸鉄道(さんてつ)
だが震災後わずか5日で電車を走らせた、アツい鉄道マンたちを描いたドキュメントである。

作者は、2011年オススメまんがでも取り上げた「ブラック・ジャック創作秘話 」の吉本浩二。
人々の“思い”を濃密に、力強い筆致で描いたドキュメント。
オススメです!


・おざわゆき「凍りの掌 シベリア抑留記」(小池書院)


凍りの掌
凍りの掌
posted with amazlet at 12.12.31
おざわゆき
小池書院

戦争後、ロシアの捕虜となりシベリアに抑留された、作者の父。
その“抑留体験”を聞き取り、2年半の歳月をかけてまんが化した作品です。

極寒の大地・シベリアで強いられた労働は、あまりにも過酷で理不尽。
次々と失われていく、仲間の命。
仲間とともに運命と闘った、壮絶なる軌跡に胸を打たれました。

忘れてはならない体験が綴られた1冊。


・うめ「南国トムソーヤ」(新潮社)→ (紹介記事)



沖縄からさらに遠くの離島に、東京から転校してきた少年・チハル。
スマホをあやつる“イマドキ少年”が島の少年・リンドウと出会って。
独特の習慣や風習にとまどいながらも、少しずつ島の暮らしになじんでいく。
そして冒険の日々が始まる…!!

大人の思惑なんか超えてゆけ!
現実に追いつかれないように。
力強く走る少年たちが印象的な作品。
続きが気になる〜!!


・福田晋一「桃色メロイック」(少年画報社)


桃色メロイック 1 (ヤングキングコミックス)
福田 晋一
少年画報社 (2012-06-25)

ガテン系ヤンキーである兄・四宮大和が好きなのは、妹・四宮まさき
妹ラブ!
ガチでラブ!

恋愛感情バリバリ、劣情もよおしまくり!w
ある意味、一線超えちゃった妹ラブコメ”です!!

とにかく、妹のまさきちゃんが可愛い!
兄貴の大和は…妹ラブでキモいけどw、妹一直線で一周回ってカッコイイ!(え!?w
爆笑必至、超好きな作品です!


・押見修造「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(太田出版)→ (紹介記事)



大島志乃は、自分の名前が言えない。
“おおしま しの”…ただそれだけの言葉が、なぜか出てこない。
いままでずっと、クラスメイトから笑われてきて。
友だちなんてできなかった。
そんな志乃が、初めて友だちに恵まれるのだけど…。

孤独だった志乃に初めてできた、気持ちを分かちあえる“友だち”
そのかけがえのない友だちに、こころを伝えるラストをぜひ見ていただきたいです。
イイよ!


・田中相「千年万年りんごの子」(講談社)


千年万年りんごの子(1) (KCx(ITAN))
田中 相
講談社 (2012-07-06)

りんご農家に婿入りした雪之丞は、村になじもうと気を遣っていた。
だがある日、村の禁忌をおかしてしまう…。

雪深いりんごの村に生きる因習。
連綿と続いてきた昔からの村の風習。
禁忌をおかした雪之丞と、その妻の運命は…!?

独特の世界観に引きこまれます!


・ふみふみこ「ぼくらのへんたい」(徳間書店)→ (紹介記事)


ぼくらのへんたい(1) (リュウコミックス)
ふみふみこ
徳間書店 (2012-08-10)

パロウ、ユイ、まりかは、いわゆる“男の娘”。
心に深い傷を負い、闇を抱えながらも女装をつづける“彼女”たち3人がオフ会で出会い、物語は動きだす…!

おとこと、おんな。
ゆれ動くように行き来する性のかたち。
おんなと、おとこ。
“彼女”たちが望むのは、どちらの自分なんだろう
思春期のこころの痛さ切なさを感じる傑作です。


・穂積「式の前日」(小学館)


式の前日 (フラワーコミックス)
穂積
小学館 (2012-09-10)

結婚式の前日…“その日”を控えた男女の最後のひとときを描いた表題作ほか5作を収録した短編集。
短編ならではの仕掛け、叙情をあやつる新人らしからぬ作者の“これから”が楽しみになる1冊です。


・マドカマチコ「WxY」(集英社)→ (紹介記事)


WxY 1 (ヤングジャンプコミックス)
マドカ マチコ
集英社 (2012-11-19)

誇り高きエロまんが家・横田たかし。
彼が描くライトエロコメ「あいみのつぼみ」。
その主人公“あいみ”とソックリの女子中学生があらわれた…!
彼女の名は“愛美(あいみ)”…横田のだった!!

さらにこの姪がエロまんがを描いていて!w
横田とコンビを組む…という超オモシロ展開
こういうの大好きですわー!!w


・中村珍「アヴァール戦記」(新潮社)→ (紹介記事)


アヴァール戦記 1 (BUNCH COMICS)
中村 珍
新潮社 (2012-01-07)

まんが家・中村珍がエッセイまんがで描くテーマは、“Avare(アヴァール)”=“ケチ”
ケチ、といわれてる作者が、まんがとカネにまつわる裏事情をぶちまける!

まんが制作の赤裸々な真実が語られてて興味深いんだけど。
すごく印象的だったのが、また3.11関連のエピソード

あの地震で水漏れしたマンションから原稿を救出して編集部に避難。
余震の続く中、アシスタントたちと作品を仕上げる…まさに“闘い”が描かれていて。
プロ意識とアシスタントという名の戦友との絆に胸が熱くなりました。


上記20作品に納まりきらなかったオススメ作品+α10作品です!

山田玲司「美大受験戦記 アリエネ」(小学館)
山口よしのぶ「東京旅さんぽ」(芳文社)(紹介記事)
才谷ウメタロウ「ガズリング」(芳文社)(紹介記事)
岡崎二郎「まるまる動物記」(講談社)(紹介記事)
宇河弘樹「二輪乃花」(芳文社)
森薫「森薫拾遺集」(エンターブレイン)
豊田徹也「ゴーグル」(講談社)
長谷川伸/小林まこと「一本刀土俵入」(講談社)
おりもとみまな「ばくおん!!」(秋田書店)(紹介記事)
御手洗直子「31歳のBLマンガ家が婚活するとこうなる」(新書館)(紹介記事)

+αも含めた、合計30作品2012年のオススメ作品です。
今年もたくさんの“いい作品”と出会えました。

ただただ単純に、そのことが嬉しくて
感謝したい気持ちでいっぱいです。

2013年も幅広く、いろんな作品を読んでいきたいです。^^

このブログを読んでいる皆さんの毎日が輝きに満たされますよう、お祈り申し上げます。
2013年も“まんが人blog”をよろしくお願いいたします。
   01:17 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

アニメ「謎の彼女X」オールナイト上映会に参加しました!

2012年4月から6月にかけて放送されたアニメ「謎の彼女X」
そのBlu-ray最終巻発売記念オールナイト上映会に参加してきました(12/1)。

新文芸坐×アニメスタイル セレクション Vol.34 Blu-ray最終巻発売記念 謎の『謎の彼女X』上映会

場所は、池袋の新文芸坐
かつて名画座で有名だった文芸坐が一度老朽化のため閉館。
それ以来、15年ぶりくらいに行ったのでかなり懐かしかったです。

もちろん当時の面影はないんですけど、周囲が“池袋感”満載でw
学生時代は会員に入ってて、週に何度も足を運んだものです…。

それはともかく。
アニメ「謎の彼女X」ですが…。

植芝理一「謎の彼女X」 をアニメ化した作品。
ごぞんじのかたにはアレですが…。
相手のよだれを舐める行為で気持ちが伝わったり。
ちょいとフェティッシュな内容



掲載誌『アフタヌーン』で読んでたんですが。
内容が内容だけにド変態アニメになってたらどうしよう、と心配でしたw

ですが。
ちょっと甘酸っぱい青春成分が加味されていて。
いい感じの青春変態アニメになっていて。
じつに良かったのです。^^

OP・EDの曲のよさ。
原作をリスペクトしつつ、丁寧に物語の奥行きを描いた本編。
さらに卜部美琴を演じた吉谷彩子さんをはじめとする声優陣がぴったり息のあった演技で。

13話+OAD(14話)、ガッツリ堪能させていただきました。^^
で、偶然にもイベントの存在を知ったので“行くぜ!!”となった次第。

☆タイムテーブル☆
22時15分開場、22時30分開演
22:40〜23:35 トークショー(渡辺歩監督、小黒祐一郎(司会))
23:35〜23:55 休憩
23:55〜01:35 「謎の彼女X」1〜4話
01:35〜01:50 休憩
01:50〜03:10 「謎の彼女X」5、6話、OAD「謎の夏祭り」
03:10〜03:25 休憩
03:25〜04:15 「謎の彼女X」7、8話
04:15〜04:25 休憩
04:25〜05:15 「謎の彼女X」9、10話
05:15〜05:25 休憩
05:25〜06:40 「謎の彼女X」11〜13話


渡辺監督と小黒さんのトークショー。
『アニメスタイル』誌のインタビュー をあらかじめ読んでいたので、より楽しく聞けました。
詳しくは、イベントレポートをUPしている方のサイトで。

「謎の彼女X」 全14話 オールナイト上映会 レポート (平坂久門ただいま失業中→起業中)
新文芸坐×アニメスタイル セレクション Vol.34 Blu-ray最終巻発売記念 謎の『謎の彼女X』上映会 に参加(桜、抹茶、白、日記)

個人的に面白かったのが、よだれのクチュクチュ音声優さん自身が行った、ということ。
…いろいろ想像しちゃいますねww

そして声優初挑戦となる、卜部美琴役の吉谷彩子さんの話。
アニメ的な演技ではない彼女独特の“”。
作品づくりには難しい条件を、アニメ制作前のドラマCDの録音現場で共有できたのがよかったのではないか、という話。
そこでの出会いをキッカケに、役者同士の“化学変化”が起きたのかもしれませんね。

渡辺監督が言っていた、話数を重ねることで成長する部分と、逆に失ってしまう部分もある、という言葉がとても印象に残りました。
アニメ「謎の彼女X」自体が、彼女の成長記録になっていったのかもしれません。


という感じで13話+1話オールナイト上映がスタート。
5、6話のあとにOAD(14話)が入るのは、季節順に並べたから、とのこと。

個人的にツボだったのは、椿くんがビーストモードになって耳なめちゃう8話と。
早川さん登場の10、11話。

早川さんはねー。
主人公・椿くんの中学時代の片思いの相手なんですよ。
その早川さんが椿くんをユーワクしてしまうのです。
思春期男子なら回避不可能の甘い罠がねー。
必見なんですよw

あとも個人的にツボw
早川さん、魔性の女です…ww

最終13話で椿くんの亡き母の墓参りを卜部さんと一緒にする…という構成も見事。
上映終了後、場内から拍手が自然と起きたのも微笑ましかったです。
ファンのみんなに愛されてる作品ですね!

…という感じでイベントの感想でした。
興味がある方はぜひ「謎の彼女X」の世界に触れてみてはいかがでしょうか。
ボクは今回のイベントに参加して、ブルーレイ全巻買いましたww
(支援の意味もこめて^^)

またこういうイベントに行ってみたいなぁ。
ではまた!^^

謎の彼女X(1) (アフタヌーンKC)
謎の彼女X 1(期間限定版)(Blu-ray Disc)
キングレコード (2012-07-04)
売り上げランキング: 9330

【おまけ】
オールナイト上映ってイベントとしたら最高にアツくて楽しいけど。
睡魔との戦いとか、結構ハードだったりするんですよね。
ボクは何度かオールナイトを経験してるので、ちょっとしたコツ的なものを挙げておきたいと思います。
参考にしてみてください。^^

・食料
夜食は音、においの出にくいものを。
カロリーメイトとかSOYJOY的なモノがいいかも。
ガムとか“噛む”ものは眠気覚ましにいいです。
ボクはさきいかを食べてましたw

・飲み物
劇場でも買える場合が多いけど、売店が閉まってしまう劇場もあるのであらかじめ購入しておくのが無難。
保管しやすいペットボトルがよい。

・服装
夏は冷房がキツすぎることもあるので、一枚羽織るものを。
冬は脱いだコートを座席で抱えなくちゃいけないので、なるべくコンパクトになる上着が吉。
ユニクロの薄手のダウンは小さくなるのでカバンに放り込めていいよ。

・荷物全般
自分の座席に置くことを考えて、なるべく少ないほうが吉。
多すぎる荷物はコインロッカーに預けることも考えよう。

・その他
今回、新文芸坐のオールナイトでは売店でコーヒーを売っていたので、それをいつ購入するか考えました。
トークショーで話題に出た9話で寝たくない、と考えたので4時台の休憩で買う予定でしたが…すでにOADで眠気が勃発してたのでw、3時台の休憩で購入。
3時〜4時って一番眠くなるので、鬼門です。^^
新文芸坐では“リポビタンD”も売ってましたw ドリンク剤飲むのもアリかも。

あと休憩時間は席から立つことをオススメします。
トイレもですが、すこし身体を動かしてリフレッシュすると眠気もとれます。
座ったままだとお尻も痛くなってしまいますしw

今回初めて導入してみたのは、マスク
これが良かった!^^
劇場内は空気もよくないし、喉にも過酷な状況なので。
オススメ!

寝ちゃったら寝ちゃったで、クヨクヨしないこと。^^
気持ちよかったから眠れたんです。
落ちこまずに前向きに考えちゃいましょう。
オールナイトは寝てもいいんです!w
(イビキはダメなんですけどね)
寝るタイミングや時間を、あらかじめ決めておくといいかも。

という感じです。
こういうイベントに集まった人たちは、みな同好の士なので、マナーを守りつつ紳士的に楽しみましょう。^^

   02:06 | Trackback:0 | Comment:0 | Top
 
 
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