新刊・旧刊をふくめた、まんがレビューblog。 その他、まんがに関すること。 
 
 

佐原ミズ×スキマスイッチ「スキマ式」 まんが×音楽の新鮮なコラボ!!

発売中の「メロディ」12月号 に、佐原ミズとスキマスイッチのコラボまんがが掲載中!!
佐原ミズ×スキマスイッチ
スキマスイッチの曲を、短編まんがとして作品化!!
第1回は、アルバム「夕風ブレンド」より「月見ヶ丘」です。


【あらすじ】
団子屋に生まれた宇佐見くん。
将来は家を継ぎたいとなんとなく思っている。
だけど・・・。
大学で将来と関係のないことを学び、帰って家の仕事を手伝い、ごはんを食べて寝る。
そんな毎日に味気ないものを感じていた。
そんなとき、ひとりの女の子と出会う・・・。

スキマ式01
・佐原ミズ「スキマ式」より


繰り返される毎日、ゆううつだった月曜日が彼女のおかげで好きになる。
サンダルにジーパンというラフな姿といい、ふたりでお月見をしたり・・・と、歌詞の世界を採り入れながら、“佐原ミズ”の作品として描いているのはさすがです。

大橋卓弥さんも「よかったです。なんかすごく、僕らの曲の世界観の雰囲気を反映してくれているというか、汲んでくれてるな、曲を聴いてくれてるなという感じがしました」とインタビューで語ってます。
まさに好感触! です。


宇佐見くんは「うさぎ」から来てるのだろうし、お月見だから団子屋・・・という遊びごころもイイですよね。
「月」というキーワードから天文学者のお話なども考えたそうですが、「カッコよくなりすぎてやめた」とのこと。
身近な、等身大の感覚を大切にする原曲のイメージをうまくすくいとっています。

もちろん、曲を知らなくても大丈夫!!
素直な気持ちで楽しめる佳作短編、オススメです。


また、大橋卓弥(from スキマスイッチ)インタビューも掲載。(サイン入り生ポラ写真プレゼントも!!)
新連載記念プレゼントとして、図書カードのプレゼントもアリ。

気になった方は、ぜひ雑誌をチェックしてみてください。
ちなみに次回は、「ドーシタトースター」(アルバム「夏雲ノイズ」より)だそうです。
12月27日発売「メロディ」2月号が楽しみですねー。












【おまけ1】
ちなみに、佐原ミズ作品でオススメの1冊は「バス走る。」です。

バス走る。 (BUNCH COMICS)
バス走る。 (BUNCH COMICS)
posted with amazlet at 08.10.29
佐原 ミズ
新潮社








バスを乗り降りする人々の、さまざまな想いがまじわる、停留所。
そこから始まるセンシティブな物語を描いたオムニバス。
佐原ミズの描く、センシティブな世界と透明感のある少女はとても魅力的。
個人的には、同時収録の「ナナイロセカイ」をオススメしたいです。(かわいくてイイ話です)


【おまけ2】
スキマスイッチといえば、谷川史子がキャラクターデザインをし、Production I.G制作の「東京マーブルチョコレート-全力少年-」も有名です。

東京マーブルチョコレート -全力少年- Production I.G × スキマスイッチ
BMG JAPAN Inc.(BMG)(D) (2007-12-19)
売り上げランキング: 17877
・「東京マーブルチョコレート-全力少年-」

ちなみに、まんが版もでています。

・谷川史子「東京マーブルチョコレート」(講談社)


ボクは谷川史子ファンなので、気になったかたは、ぜひ「おひとり様物語」もチェックしてみてほしいです。
谷川史子はスキマスイッチの世界と合ってると思うんですが、いかがでしょうか!?
   23:28 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

美内すずえ「ガラスの仮面」集中連載クライマックスと、久米田康治トリビュート

いよいよ集中連載クライマックスです。
予告によると、次回の掲載は'09年3月号
3ヶ月後でした。

・・・無事に載ることを祈ってます。はい。


第1回記事
第2回記事
第3回記事


【あらすじ】
週刊誌の記事で完全に自信を喪失したマヤのもとに、紫のバラが届く。

“紫のバラのひと”=速水真澄の言葉に励まされ、マヤはようやく立ち直る。
そこにあらわれた真澄の婚約者・紫織は、紫のバラをみて青ざめる。
以前、真澄が紫のバラを特別視していたことを思い出したのだ。
無邪気に喜ぶマヤに、紫織は言いしれぬ不安を感じてしまう。

いっぽう桜小路マヤの“紫のバラのひと”への特別な感情に気づき、それを真澄にもらしてしまう。
まさかの展開に動揺を隠せない真澄

そして紅天女。
稽古であいかわらず華麗な演技をみせる亜弓だが、
写真家のハミルに「紅天女の心が入っていないと」指摘され、ショックを受ける。

マヤは物置でひとり紅天女の心に向きあう日々を過ごしていたが、ある日、月影千草が稽古を見にあらわれる・・・!!



 









紫のバラをもらって、ケロッと元気になるマヤ。
桜小路としては「そりゃねぇよ!!」的展開。
ガラスの仮面4-2-2
そりゃ顔にタテ線はいるってもんです。

さらにマヤの“紫のバラ”をみた紫織さん。
ガラスの仮面4-3
タテ線キターーー!!

そりゃ、真澄があんな顔して「その花だけはダメだ」といった“紫のバラ”ですからね。
タテ線はいりますよねぇ。
ショック顔の迫力にはビビリました!!w


あまりにヘコんだ桜小路、真澄にあったときについ本音を話してしまいます。
ガラスの仮面4-4
真澄さんにチャンスが!?
・・・ってこんな展開、何度か見た気がするのは気のせいでしょうか。


さて紅天女。
ガラスの仮面4-5
月影千草が第3回で「マヤ有利」と言ったとおり、亜弓の演じる紅天女の弱点があきらかに。
ガラスの仮面4-6
マヤはマヤで、白目をむいて“紅天女の心”をつかむために格闘中。
そして、月影千草が稽古を見にあらわれて・・・。

というところで終了です。


前回にも書きましたが、もしかしてホントに【亜弓さん失明の危機展開】があるのか・・・!? と思えなくもない展開。
万物に命が宿っている、と亜弓に気づかせるために一時的に失明の危機になる・・・という展開も自然ではありますが、いまさらもう一度やるのか、という疑問も。(ねえ!?)


とにかく、来年1月26日発売の3月号を待ちましょう。
あくまで「再開予定」ですが・・・。


【情報】
・NHK BS-11 「マンガノゲンバ」に美内すずえ先生出演!!

柱の作者コメントによると、11/18(火)24時から放送の回だそうです。
公式ページにはまだ載ってませんが、そのうち更新されるかも。
公式HP


【トリビュート】
さてお待ちかね、久米田康治先生の「ガラスの仮面」トリビュート。
劇団「一角獣」のネタをかましてくれました。
ネタの選び方がまたシブイですね~!!

久米田康治01
・久米田康治「トリビュート失格~呼ばれてすいません~」(4P)

久米田康治02
「おそろしい子」いただきましたー!!w

・・・切り抜き決定w

余談として、「さよなら絶望先生」の倫ちゃんの声が亜弓さんのイメージだったので、無理言って矢島晶子さんにお願いしたとのこと。

てか、マヤも亜弓もなかなかに可愛かったので、久米田先生は少女まんがもイケるんでは!? と思ってしまいました。


【おまけ】
またもや真澄さんネタ。
いいかげんスミマセン。

桜小路のタレコミでマヤが“紫のバラのひと”に「愛を感じ始めている」と知って動揺した真澄さん。
つい水城さんに聞いてしまいます。

「ひとは一度もあったことのない相手を愛せるものなのか?」

水城さんの反応は・・・。

ガラスの仮面4-9   ガラスの仮面4-8

まっ・・・☆
って水城さん、お茶目っ!!

いつものクールな表情とのギャップがたまりません。


そして・・・。
ガラスの仮面4-10

キラリと光る水城さんのスパイメガネ・・・。
このあと、「会ったことがなくても愛に発展する可能性」…つまり、マヤが真澄を愛する可能性を1ページかけて熱っぽく演説
真澄もおおいにグラつきます。

そう、すべてが水城さんの計算どおり
マヤも真澄も、紫織さえも手のひらの上で転がす策士っぷり。

・・・お見事です!!
   15:28 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

「月刊ヤングキング」12月号のピンナップカレンダーは「キミキス」挿絵担当の加茂先生やっ!!

今月の「月刊ヤングキング」には、残念ながら「ゆるゆる」は載っていません
・・・隔月連載ですから。
しかも4ページのみなので、いつ単行本化されるかわからない!!
出版社の在庫があるうちに、2008年9月号2008年11月号は押さえておいたほうがいいかも・・・。
(Amazonに在庫はないんですよね・・・)


今回のピンナップカレンダーは、「キミキス」 挿絵担当の加茂先生。
加茂02
顔付近のみをUP。
爽やかな少女がとてもイイ感じです。
テレカの応募者全員サービスもあるので、気になるキミはぜひに。


大井昌和「イジコイ」(読み切り)も載っています。
イジコイ01
【幼い男の子と女子高生の禁断愛】です。
・・・大丈夫なんでしょうか。いろいろと。
「1年生になっちゃったら」かなり有名になってしまった大井昌和先生ですが、個人的には「流星たちに伝えてよ」 が好きだったりします。
いい話ですよね。


mixiニュースでも話題になった「マンガでわかる心療内科。」の、ゆうきゆう×ソウ「おとなの1ページ心理学」も載ってます。
けっこう好きだったりします。w

おとなの1ページ心理学01
ネタに独特のキレがあるんですよね。
こういうアホまんが大好きです。(ホメてますよ!?)


さァーて、来月の「月刊ヤングキング」は・・・?

月刊ヤングキング予告01  恋は三十路をすぎてから01
・甘詰留太「恋は三十路をすぎてから」(新連載)
・しあわせ1500「LOVEトレーダー!!」(読み切り)
・ピンナップカレンダー 伊藤真美
・たかみち「ゆるゆる」(第3回)

甘詰留太先生の新連載は、2008年1月号に載った読み切りの続きです。
三十路OLと新入社員のスウィートな(w)ラブコメ。
読み切りはけっこうHシーンあったんですが、連載ではどうなるのか・・・楽しみです。

なんか「月刊ヤングキング」ってなんでもアリで面白いな!!w
   00:12 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

松本英子「荒呼吸」は露出魔、膀胱炎など、赤裸々体験満載のエッセイまんが

【あらすじ】
露出魔との遭遇、膀胱炎、そしてパニック発作・・・さまざまな体験や日常を赤裸々につづったエッセイまんがである。

【カット】
荒呼吸01
松本英子「荒呼吸」(1)(講談社)


のほほんとした日常を描いた作品のあとに、いきなり露出魔の遭遇体験がこと細かに語られてて吹いたw
さらにこの作者、遭遇体験が1度や2度じゃない。
  • 車のライトに当たり、得意気に下半身をさらす→「ナルシスト型
  • さり気なく、ちょっとコレ、てな感じで見せる→「自然体型
  • 自転車で目の前に止まったと思ったらナニを“しゅんしゅん”(擬音ママ)と回転させる→「辻芸人型
・・・などなど、分類までしちゃっている。
どんだけ遭遇してるんだって話ですww
(ちなみに、他には「ワケ有り型」「ストーカー型」「事故装い型」など)


爆笑必至の膀胱炎体験ほか、興味津々の幽体離脱体験など、苦しかったり奇妙な体験だったりを“笑い”にかえるセンスがすごくキレてる!!
こういうのを読むと、“絵が描ける”っていいなぁ・・・と、うらやましくなってしまうなぁ。


いっぽう、全編ギャグかと思いきや、「パニック発作体験」ではシリアスに“心の病気”を描いている。
普通に生活していて平気だったことが、ある日突然、できなくなる。
自分で自分がコントロールできなくなる恐怖。
ボクも似たような経験があったので、手に汗にぎりながら読んでしまいました。

「いま、つらいのはあなただけじゃない」
発作で苦しむひとに呼びかけるラストに、じんときました。


・・・という感じでギャグとシリアスをとりまぜたエッセイまんが。
岡本太郎の作品みたいな自画像が、読んでるうちにキュートに感じてくるのが不思議なところww



   23:37 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

施川ユウキ「12月生まれの少年」でよみがえる、少年のころ見た世界

明日の朝、靴を履こうとしたら中はダンゴムシでいっぱいかもしれない。
となりの家の猫の肉球を押したら、富士山が噴火するかもしれない。

少年のころ想像した、ヘンなこと。
少年のころ感じた、おかしな感覚

それらが鮮やかによみがえる、おもしろくて懐かしい4コマまんがです。

【あらすじ】
口数が少なくて、読書好き。
空想ばかりしている少年・くんの、ちょっとかわった毎日を描いた4コマまんがである。

【カット】
12月生まれの少年01
施川ユウキ「12月生まれの少年」(1)(竹書房)


楽器のホルンを見て「腸みたいにグネグネしてる…アレは宇宙生物の内臓かもしれない」とか。
水栽培のヒヤシンスを見て「普段は地中隠れるべき根が丸見えって、植物からしたら屈辱的な仕打ちなんじゃないだろうか?」とか。

ちょっと変わった柊くんの想像(妄想)はオトナのボクらから見ると、とても新鮮で、どこか懐かしい感覚におそわれる。

考えてみれば、少年のころ。
夜、布団に入って見あげた天井の模様に人間の顔を見てビクついたり、風に揺れる木々が障子に落とす影を怖がったり。

いま考えると、どうってことないこと。
だけど、そうやって目に見えるだけじゃない“自分だけの世界”を作っていたのかもしれない。


空にうかぶを見た柊くんは、
「何かになる途中」の未完成で不安定でフワフワした形にしか見えない
という。
それを聞いた柊くんの母は、「じゃあ柊と一緒ね」とこたえる。


これから何にでもなれるし、どんな形にだってなれる。
少年とは、成長途中の“不安定な存在”なんだ。
成長(変化)への不安が深層にありつつも、自由な想像で“自分の世界”を拡げていく。
それがやがてリアルな感覚と折り合いをつけて、ひとはオトナへとなっていくんじゃないか・・・なんて考えてみたけどどうでしょう。


読後、もしいま履いている靴のウラの溝に、みっしりとダンゴムシがはいっていたら・・・なんて不覚にも想像してしまいました。
どうやらオトナになっても脳には【少年領域】があるようです。ww




   23:18 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

「マガジン」読者の9割は「ネギま」に関心がない!?

赤松健先生の日記を拝見すると、アンケート結果に対して真剣に分析をされていました。
この“プロフェッショナル”な姿勢に感銘をうけたので、ボクも少し考えてみました。


赤松健先生の日記をまず読んでみていただきたい。

【リンク】
日記帳
http://www.ailove.net/diaries/diary.cgi
(アンケートについて言及されているのは、10月1日、6日、8日、9日の日記です)

引用(10月9日より)

★ マガジンの人気アンケートの質問文について

まず注目しなければならない点は、マガジンのアンケートの”質問文”についてです。

お手元の少年マガジンの巻末、人気アンケートのページをご覧下さい。

(あ)「今週号を読んで面白かったものを、左に上げた作品リストの中から5つ選んで下さい」 ・・・と書いてあります。

いわゆる「面白5つ」ですね。 まあ、これは特に問題ありません。 (※ちなみにジャンプでは「好きな”順番”で3つ」だったりします。) 重要なのは、その次。「面白1つ」の文面です。

(い)「前問[あ]で選んだ中で一番おもしろかったものを1つ選んで下さい。」

・・・となっています。注目は、”前問[あ]で選んだ中で”という箇所ですよ。う~む、お分かりでしょうか、この違和感。(笑)

すなわち、「面白1つ」で作品Aに投票するためには、「面白5つ」にも必ず作品Aを入れておかなくてはならないのです。 つまり、本来なら「面白1つ」で上位なら、連動して「面白5つ」でも上位になってしかるべきなのです!

だからネギまのように、  「面白1つで1位だが、面白5つでは8位。」 などという現象は起こらないはずなのですよ!!(^^;)

引用おわり


>本来なら「面白1つ」で上位なら、連動して「面白5つ」でも上位になってしかるべき
普通に考えるとその通りですが、実際は「面白1つで1位だが、面白5つでは8位」とのこと。
これが一体何を意味するのか。
赤松先生もシミュレーションをしていますが、具体的に考えてみました。


読者からの投票総数が1000票だったとします。
10月8日の日記にある“支持率”の基準値を参考に計算すると・・・。

引用(10月8日より)

基準値として、「面白1つ」で11%。これより上での1位が望ましいです。

でも9%でも1位は取れます。(たまに2位になるかも) 「面白5つ」では26%。これ以上ならベスト5は堅いです。(面白5つは全体で計500%)

引用おわり

  • 「面白1つ」で1位になるのに必要な票数・・・110票(11%)
  • 「面白5つ」でベスト5に入るのに必要な票数・・・260票(26%)

ということになります。

しかし、「ネギま」は「面白5つでは8位」とのことなので、実際の得票数は260票より少ない数になるはずです。
200票とか、180票くらいかもしれません。

仮に180票だと考えると、「面白5つ」で「ネギま」に票を入れた61.1%が「面白1つ」にも入れていることになります!!
・・・って、この特異性、あんましわかんないかw

つまり「ネギま」を「面白い」と感じた“5人のうち3人以上が「一番面白い」にも票を入れている”わけです。
これはまさに「熱狂的支持」ですよ。

引用(10月9日より)

作品Aは、面白1つの対象として非常に支持されているのですが、読んでいない読者には全く副読されていないことが分かります。

引用おわり

まさに赤松先生がシミュレーションした通り。
  • 「ネギま」支持者のほとんどは、「マガジン」で「ネギま」が一番面白い、と考えるくらいの“熱狂的支持者”である。
  • そして、それ以外の読者の多くからはスルーされている。
と断言してもいいのではないでしょうか。


極端にいうと。
「ネギま」に「面白1つ」で投票した11%以外の読者(89%)は、「ネギま」に関心がない!!
なんてことも言えてしまいます。(もちろん、実際には違います(^^;)


ファンの裾野が極端に狭く、裾野からゆるやかに高くなる“山”ではなく、いきなり高くなる“塔”のように“極端な”存在。
「ネギま」は「マガジン」のなかで、そういう作品になっているようです。
(「萌え」の回で支持率が低くなるのは、狭い裾野の部分がさらに狭くなるため、と考えられます)

こういう“存在自体がオンリーワン”の作品は、雑誌にとって「キラーコンテンツ」として非常に有効です。
でも“人気”がなくなると・・・!?

「面白5つ」「面白1つ」の双方で中位になってしまうと、それはもう“普通のまんが”です。
裾野が狭く「ネギま」一点買い的な“離れ小島”読者層は、雑誌の発展にとってどうなのか?
・・・と編集さんが考えださないともかぎりません。

引用(10月8日より)

ところが最近のことです。

「面白1つ」の方が「ずっと2位で、まれに3位」という流れにシフトしたのではないか、という観測がなされました。(※まだ1回だけですが)

引用おわり

・・・よくない流れがきているような!?

ま、でも仮にアンケートが中位になっても、そうそう打ち切りにはなりません
まだまだ波に乗ってる作品ですし、ちゃんとした着地点まで描けることはほぼ確実でしょう。

ただ、想像以上に「ネギま」の「マガジン」での立ち位置は難しいんだな、とアンケートについて考えてみて思いました。

転ばぬ先の杖・・・アンケートはやっぱり大事ってことですよね。



   21:15 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

谷川史子「おひとり様物語」は、“ひとりで立とう”とするひとたちの物語

独身だったり、パートナーと離ればなれに暮らしていたり。
ひとりで暮らす女子・・・“おひとり様”を描いた8編の物語を収録した短編集。

淋しい、孤独、かわいそう・・・なんて言われながらも、“おひとり様”が懸命に生きる物語。


【あらすじ】
佐藤多江(28歳独身)は、母校が甲子園の準決勝に進出したことを知り、いてもたってもいられず甲子園へ。
そこで偶然、初恋の吉田くんと出会う。
一緒に応援しながら、多江は当時のさまざまな感情を思い出す・・・。

【カット】
おひとり様物語01
谷川史子「おひとり様物語」(1)(講談社)


あこがれの吉田くん。
うまく話せなくて、ずっと見ていた。
その人と一緒に、大きな声で母校を応援して。

すごく、楽しかった。
だけど・・・。

昔からお互い好きだった、なんて結末にはならなかった。
それでも、いいのだ。

あのころはただ、あこがれて遠くから見ていただけだった。
時がたち、いまでは“ひとりの大人”として話すことができた。
なんて“幸せ”なんだろう。

そう、「大人になるって悪くない」のだ。



という感じで“おひとり様”を描いた本作。
「おひとり様」といっても、パートナーがいない独身女子だけじゃなく、遠距離恋愛や生活時間帯がすれ違うカップルも描かれている。

つまりこれは、“ひとりで立つ”“ひとりで立とうとする者たちの物語なのだ。


“ひとりで立つ”ということ。

それは、社会という大地にしっかりと自分の足で立つこと。
世間やパートナーの価値観にふりまわされず、自分のこころを大切にすること。

しあわせ”を感じる生き方って、きっとこんな感じなんだろうな、と読んでて思いました。

8編にこめられた、それぞれの“おひとり様”の想い。
道ばたに咲く一輪の花を見て、こころ和むような・・・そんな読後感の一冊です。


   20:26 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

臼倉若菜「おはぎと大福」は笑える“バトル系”猫まんが!!

「おはぎと大福」といっても、和菓子屋のまんがじゃありません!!
猫まんが・・・それもちょっと変わった、“バトル系”猫まんがである!!


【あらすじ】
オス猫のブー、メス猫のピコ・・・“おはぎ”と“大福”みたいに立派な2匹の猫の生態を面白おかしく描いた「猫まんが」。
甘え上手で“女子力”の高いピコと、高齢でいろんなトコがゆるくなってきたブー。
2匹の猫に思いっきり振り回されまくってる作者が気の毒で・・・メチャ笑えるエッセイまんがである。


【カット】
おはぎと大福01
臼倉若菜「おはぎと大福」(1)(少年画報社)


猫まんがの魅力は、やっぱり猫のかわいさ。
でもこの作品は、猫カワイイ~!! ってだけじゃない。
2匹の猫のキャラがとても愉快なんである。

自分の可愛さをよ~く知ってて、甘え上手。
女子力が高く、毛づくろいさえオス猫にやらせてしまう“女王さま”なピコ

高齢ですぐゲロ吐いたり、シモのほうもゆるくなってきてたり。
だけどケツをひっぱたかれる“スパンキング”が大好きで、たたかれるとノドを鳴らしてヨダレをたらして恍惚とするブー

そして作者。
こんな猫たちに朝早くからたたき起こされたり。
切りそこねのウンコをカーペットになすりつけられたり。
しょっちゅうゲロ吐かれたり、オシッコを布団にかけられたり。
苦行のような毎日でシワも増えてしまう始末。

こんな猫VS作者の“バトル”が楽しめる作品なのである!!
正直、あまりの振り回されっぷりに、軽々しく「猫飼おう」と思えなくなりましたww


・・・でも。
当たり前かもしれないけど、作者は本当に猫が好きだからここまで頑張って世話をしているんだろうなと思う。

長寿猫となったブーを大切に育てているあかしとして、作者が獣医師会から表彰状をもらうシーンにはちょっとジーンとしてしまいました。
(この表彰状も、ブーのゲロで汚されちゃうんですがwww)

てなわけで、猫大好きなキミにオススメの作品。
それにしても、スパンキングには笑ったわ~www



   23:07 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

青空大地「昆虫探偵ヨシダヨシミ」は昆虫を題材とした“アホまんが”(ホメてます)

“昆虫探偵”と聞いて、昆虫の生態をヒントにアリバイを崩す・・・みたいな推理モノを想像したんだけど・・・。
実際は「昆虫の声を聞ける探偵が、昆虫の依頼で仕事をする」話でした。

・・・なんじゃそりゃ。

【あらすじ】
探偵・ヨシダヨシミには特殊な能力があった。
それは犬、鳥、昆虫・・・どんな生き物ともコミュニケーションがとれるという能力だ。
そんな彼のもとにやってきた依頼は・・・浮気調査。
依頼者は、カブトムシのメス。
インコのピータン、犬のムギを従えて、昆虫探偵ヨシダヨシミは今日も浮気調査にでかけます!!

【カット】
昆虫探偵ヨシダヨシミ01
青空大地「昆虫探偵ヨシダヨシミ」(講談社)


昆虫探偵といっても、死体から発生したウジの成長どあいで死亡推定時刻を割り出したりする話…ではない。
それにしてもカブトムシの浮気調査とは、意表をつきすぎです。
しかも報酬は“森の通貨”オオクワガタ。

・・・っていいんかい!!w

思わずツッコミいれてしまうほどの“アホまんが”です(ホメてます)。


「淫乱タガメの性生活」
とか「樹液でドロ沼不倫」とか、サブタイトルからして昆虫の生態を人間に置きかえたシモ方面のネタが多いです。
これにはもう、“脳の中学生領域”がギュンギュン刺激されちゃいます。

(※中学生領域とは・・・エロ話、シモネタ、アホな発想をつかさどる脳の領域。どんなイケメン男子にも必ずあると言われています。中学時代の行動を思い返すと…わかるよねw)



・・・という風にイイ感じのアホまんがですが、ボクが一番好きなのは【第17話 無邪気にハンティング】です。

依頼者は、フィアンセを人間に拉致された蝶。
昆虫探偵ヨシダヨシミは、依頼者に重々しく告げます。

「人間の社会では昔から・・・レジャーとして昆虫狩りが行われているんです!」

・・・昆虫採集のことね。

昆虫採集も、昆虫側から見るとエライ猟奇的。
「なかには子供の昆虫ハンターもいます」
「最悪の場合、殺害後に防腐処理をされて・・・標本にされます」


人間と置きかえたら…じゃなくて“超”コワイ話じゃないですか。
機械化人間が人間狩りをする、「銀河鉄道999」 を思い出しましたよ。

とにかく昆虫ネタで下ネタからシュールな話まで、なんでもアリの“アホまんが”(ホメてます)。
「ボボボーボ・ボーボボ」 とか好きで、絵柄を見ても「キモッ!!」と思わないキミは読んでみるのも一興です。

ボクは好きですよ!?ww


   22:56 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

つじ要「論理少女」で、頭脳の格闘技を目撃せよ!

「無人島で自動ドアが、なにもないのに“とじたりしまったり”しています。・・・なぜでしょう?」

・・・こんなクイズがありましたが、本作はこんな感じに“頭で”“論理的に”考えるクイズ勝負がくりひろげられます。
お金が、プライドがかかった負けられない戦いで、論理少女が明晰にはじき出す答えは・・・!?


【あらすじ】
東京から津隠市の中学校に転校してきた若野祐は、「津隠問答」の洗礼を受ける。
津隠問答とは、禅問答から派生した頭脳ゲームの一種。
ランダムで場所を決め、その場にあるもので問題を作って解きあうという「頭脳をつかったバトル」である。

だが「津隠問答」は双方同意のうえで行われるため、カツアゲの手段としても利用されていたのだ。
さっそくカモにされる若野は、案の定負けてしまい、お金を巻きあげられてしまう。

そこに颯爽と現れたのが、生徒会長・芝いつき
生まれて一度も負けたことがない“不敗神話”をもつ“論理少女”いつきは、若野にリベンジを挑ませるのだが・・・。

論理少女01
つじ要「論理少女」(1)(講談社)


「津隠問答」ってようするに「頭脳パズル」なんだけど、おもしろいのは“イカサマ”もアリなところ。
「見抜けなかったほうが負け」というシビアなルールが、グッと緊張感を高めている。
さらには、問題に論理的なスキがあれば、そこを突いてもよいのである。

「ルービックキューブで六面体をつくれ」

なんて中途半端な問題をつくったら、そのまま机に置いて「完成」と答えられてしまうのだ。(問題で「全部の面の色をそろえろ」と言っていない)

ここまでくると、頭の体操を超えた「頭脳の格闘技」である。


・・・こんな弱肉強食な“頭脳格闘技”の洗礼を受けた、転校生・若野。
案の定、同級生にカモにされまくって泣きを見る毎日。
でも、論理少女・芝いつきは彼の才能を見抜いていた。

それは「カンが鋭い」こと。

たかがカン、されどカン。
論理的に考えていきづまったピンチのときこそ、若野の“カン”がひと筋の光明を見いだすのだ。


この論理と感覚の絶妙コンビが挑むのは、“裏文化祭”といわれる闇の祭典
チェス研究会が主催し、大金が賭けられることで知られる“裏文化祭”をつぶすため、いつきと若野は闘いを挑む!!

頭脳と頭脳のガチバトル、必見ですよ。


   18:09 | Trackback:0 | Comment:0 | Top
 
 
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