新刊・旧刊をふくめた、まんがレビューblog。 その他、まんがに関すること。 
 
 

「まんが人blog」2010年オススメまんが!

毎年恒例!
2010年に発売されたまんがの中で、とくにオススメの10作品(+α)を挙げたいと思います。(ちょっと多めです!)

選考基準は去年と同じ。
ボクが「面白いな」「オススメしたいな」と思える作品。
かつ、2010年に第1巻が発売された作品です。(または全1巻の作品)

ちなみに、順位はありません
さあ今年の総決算“2010年オススメまんが”です!!


・諫山創「進撃の巨人」(講談社) 紹介記事


人間を喰う“巨人”の絶望的な強さ、存在感。
“巨人”に挑む勇敢な少年たち。
謎が秘められた設定といい、今まさに“目が離せない”作品。
「このマンガがすごい! 2011」 での1位もうなずけます。

書店でのプッシュぐあいもハンパないレベルに到達してますw
2010年は「進撃の巨人」の話題でもちきりでしたね!


・押見修造「惡の華」(1)(講談社) 紹介記事

惡の華(1) (少年マガジンKC)
押見 修造
講談社

あこがれの女の子の体操服を思わず持ち帰ってしまった春日くん。
だが、その行為は仲村さんに目撃されていた…!!

「クソムシが」の表紙にパネエ衝撃をうけた人も多いはず。
内容はもっとパネエ感じでしたけどwww

とにかく仲村さんサイコーw
春日くんが追いつめられていく姿にゾクゾクきます。
なぜかボクの脳内で、仲村さんの声は“綾波レイ”ww
コメントで「同じです」といってくれた人もいて、嬉しかったですww


・葦原大介「賢い犬リリエンタール」(集英社) 紹介記事


弟を迎えにいった空港で出会った、リリエンタール。
それは不思議な力をもった犬だった…!!

とにかくリリエンタールの“不思議な力”に惹かれました。
まるで絵本の中に入ってしまったような、めくるめくファンタジー。
『週刊少年ジャンプ』作品としては異彩をはなつ、優しくてあたたかな世界観。
…好きでした。

短期で終了してしまったのが残念ですが。
また新たな世界を見せてほしい!! と作者には期待してます。
「無敵鉄姫スピンちゃん」 のあと「太臓もて王サーガ」 で帰ってきた、大亜門のように…!!

たとえがアレですがww、ホントに期待してます!!


・売野機子「薔薇だって書けるよ」(白泉社)紹介記事


驚くべき新人の登場。
といっていいと思います。
芯をとらえた物語の作りかたといい、喜怒哀楽を巧みに描く演出といい。
とにかくスケールが大きい!

新人離れした作風にハートをガッチリつかまれちゃいました。
要チェックですよ!!


・ヤマシタトモコ「HER」(祥伝社) 紹介記事

HER (Feelコミックス)
HER (Feelコミックス)
posted with amazlet at 10.12.30
ヤマシタ トモコ
祥伝社 (2010-07-08)
売り上げランキング: 2433

オンナノコは“可愛い”くて“綺麗”。
だけど、それだけじゃない。
嫉妬や打算、負の感情だって当然ある。
みっともなくもがいたり、あがいたり。

…そんなオンナノコって、愛すべき存在だよね!
という感じのオムニバス。
“オンナ”を描いた、まごうことなき傑作。

「このマンガがすごい! 2011」(オンナ編)1位!
短編集での1位って、すごいと思います。
機会があったら、ぜひ手にとってほしい作品です。

・ヤマシタトモコ「ドントクライ、ガール」(リブレ出版) 紹介記事

ドントクライ、ガール (ゼロコミックス)
ヤマシタ トモコ
リブレ出版 (2010-07-09)

・ヤマシタトモコ「BUTTER!!!」(講談社)

BUTTER!!!(1) (アフタヌーンKC)
ヤマシタ トモコ
講談社 (2010-07-23)

同じ作家さんの上記2作品もオススメ!
2010年はヤマシタトモコさんの年でしたね!!


・本山理咲「ハッピーエンドではじめよう」(芳文社) 紹介記事


天国に行くまえに。
7日間、猫になって人生を振りかえる。
初めて気づく、自分自身の真実…。

終わってしまった人生に区切りをつけて。
すべてを受け入れて…“ハッピーエンド”。
生まれ変わって、新たな人生をスタートさせる物語。
…読んでて何度もウルッときました。

感動の短編集、猫好きなキミにはとくにオススメ!


・上野顕太郎「さよならもいわずに」(エンターブレイン) 紹介記事

さよならもいわずに (ビームコミックス)
上野 顕太郎
エンターブレイン

仕事を終えて2階から降りると。
…妻が死んでいた。

あまりに衝撃的なノンフィクション。
作者が自分の嗚咽を初めて聞くシーンに泣きました。

愛する者との別れ。
果てしない喪失感のすえ、たどりついた光明。
涙なくして読めない作品です。


・見ル野栄司「敏腕編集! インコさん」(徳間書店) 紹介記事


月刊誌で連載中のまんが家・岬サスケ。
担当編集は、インコさん。

編集さんがインコてww
しかもこのインコさん、打ち合わせ中に携帯でゲームをしたり。
原稿を紛失したり。
…ハチャメチャすぎる。ww

年収1200万円のパネエ編集・インコさんは爆笑必至。
こういうアホなまんが、大好きですww


・片山ユキヲ「花もて語れ」(小学館) 紹介記事

花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
片山 ユキオ
小学館 (2010-09-30)

想像力で物語を読み解き、声を出して“伝える”。
“朗読”を題材にした作品です。

イメージを“聴かせる”ように。
音がでない“まんが”で“朗読”を描く。
イマジネーションあふれる描写に惹きつけられて。
いつの間にか“朗読の世界”に入り込んでしまう。

吸引力抜群のストーリー。
“朗読”についてもっと知りたくなる作品です。


・えりちん「描かないマンガ家」(白泉社) 紹介記事

描かないマンガ家 1 (ジェッツコミックス)

渡部勇大26歳、自称・まんが家。
まんが家気取りでチョーシに乗った発言を繰り返す、イタイ男。
しかもコイツ、いままで一度もまんがを描いたことがないのだ!w

この男、心の底から“まんが家気取り”。
イタくてウザくて、見ててイライラする。
だけど…。
本気の本気でなりきってる男の言葉に、しだいに惹きつけられていく。

世にもめずらしい、まんがを描かないまんが家の物語。
よく考えたらスゴイなこのまんがww


(+α作品)
上記の“よりぬき10タイトル”には入らなかった“おすすめ作品”です。


青木幸子「王狩」(講談社)

雷句誠「どうぶつの国」(講談社)紹介記事

モリタイシ「今日のあすかショー」(小学館)紹介記事

今日マチ子「cocoon」(秋田書店)紹介記事

柳原望「高杉さん家のおべんとう」(メディアファクトリー)紹介記事

石黒正数「木曜日のフルット」(秋田書店)紹介記事

たかみち「ゆるゆる」(少年画報社)紹介記事

宮田紘次「ききみみ図鑑」(エンターブレイン)紹介記事

金平守人「エロ漫の星」(少年画報社)

麻生みこと「路地恋花」(講談社)紹介記事


+αも含めた、合計22作品が2010年のオススメ作品です。

2010年はいつも以上にまんがを読んでた気がします。
ここに挙げた作品以外にも、面白い作品、泣ける作品とたくさん出会えました。
このことに感謝して、2010年の締めくくりとさせていただきます。

なんというか、まんがが読めるって…本当に素晴らしいですね♪
2011年も“まんが人blog”をよろしくお願いいたします。
   23:59 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

2010年12月に買ったコミックス(新刊のみ)

もういくつ寝るとお正月!
2010年の総決算“2010年のおすすめまんが”…の前に、12月に購入したコミックスを。

201012_01
201012_02

つのだじろう/西条真二「キガタガキタ」(1)(秋田書店)
諫山創「進撃の巨人」(3)(講談社)
雷句誠「どうぶつの国」(4)(講談社)
末次由紀「ちはやふる」(11)(講談社)
金田一蓮十郎「ライアー×ライアー」(1)(講談社)
二ノ宮知子「のだめカンタービレ」(25)(講談社)
大和和紀「イシュタルの娘」(2)(講談社)
栗原まもる「ケッコー ケンコウ家族」(5)(講談社)
羅川真里茂「ましろのおと」(2)(講談社)
若木民喜「神のみぞ知るセカイ」(11)(小学館)
篠原健太「SKET DANCE」(16)(集英社)
ふじつか雪「桃山キョーダイ」(1)(白泉社)
えすのサカエ「未来日記」(11)(角川書店)
中田ゆみ「ちゅーぶら!!」(6)(双葉社)
シギサワカヤ「誰にも言えない」(白泉社)
石田敦子「ひきこもり探偵 おにいちゃんとマコ」(幻冬舎)
中村尚儁「1/11」(1)(集英社)
長田佳巳「ばもら!」(3)(メディアファクトリー)
福島聡「星屑ニーナ」(1)(エンターブレイン)
支倉凍砂/桂明日香「ビリオネアガール」(1)(講談社)
遠藤浩輝「オールラウンダー廻」(5)(講談社)
高瀬理恵/川田弥一郎「江戸の検死官」(1)(小学館)
寺沢大介「修理もん研究室」(2)(小学館)
三島衛里子「高校球児ザワさん」(6)(小学館)
葛西りいち「そんなんだから おまえらは」(小学館)
岩岡ヒサエ「パーマネント まんがの詰め合わせ」(小学館)
永井豪「激マン!」(2)(日本文芸社)
コージィ城倉「ももえのひっぷ」(2)(日本文芸社)
つばな「第七女子会彷徨」(3)(徳間書店)
平尾アウリ「まんがの作り方」(4)(徳間書店)
西村ツチカ「なかよし団の冒険」(徳間書店)
金平守人「エロ漫の星」(上) (下)(少年画報社)
久住昌之/水沢悦子「花のズボラ飯」(秋田書店)
水森みなも「笑って! 外村さん」(1)(芳文社)
たかみち「りとうのうみ」(ワニマガジン社)
宇仁田ゆみ「ソダテコ」(竹書房)
小池田マヤ「ビリ辛の家政婦さん」(祥伝社)
ねむようこ「午前3時の危険地帯」(2)(祥伝社)
いがらし奈波「わが輩は「男の娘」である!」(実業之日本社)
小林よしのり「新 天皇論」(小学館)
ヒガアロハ「しろくまカフェ マンゴー味」(小学館)


あいかわらず「ちはやふる」が面白い!
読んでると波のように感情が押し寄せてきて
がこみあげる。
吹奏楽部の校歌、ちょっと涙ぐみました。

1人ひとりの意志、気持ちがしっかり描かれている作品。
現在進行形の傑作から目が離せませんね!


ネタ的に注目なのは…。
いがらし奈波「わが輩は「男の娘」である!」
作者は「キャンディ・キャンディ」を描いた、いがらしゆみこ息子
父は某・有名声優(wikiみたら名前出てますw)。
元・ジャニーズ(幼少時に挫折)にして、“男の娘”…という。
…属性多すぎ!ww

まんがとしての出来はまだまだだけど。
ネタとしては美味しいです。w
こういうのもアリかもww

「花のズボラ飯」 もグッド!
「エロ漫の星」 は…近々レビュー書きます!

ああもっとレビュー書きたい!
来年も頑張ろう!
   20:12 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

美内すずえ「ガラスの仮面」連載再開第18回、ダブルベッドとハンカチでニヤニヤが止まらない!

12/25発売の『別冊花とゆめ』2011年2月号 に「ガラスの仮面」連載再開第18回が掲載中!!

【いままでの記事はココ】
美内すずえ「ガラスの仮面」関連まとめ

【あらすじ】
紫織が画策した真澄とのワンナイトクルーズ。
だが偶然が重なって、真澄マヤが船に乗りあわせる。
まさに奇跡のめぐりあわせ…。
ドレスアップしたマヤとダンスを踊る真澄
ロマンティックすぎるワンナイトクルーズはつづく…!!


ガラスの仮面1102_03  
『別冊花とゆめ』2011年2月号より

例のロイヤルスウィートにマヤを案内する真澄。
いよいよか!?
いよいよなのか!?


高まる期待でニヤニヤが止まらねえ~~!!!!
…だが。
ガラスの仮面1102_04

安心しろ
きみを襲ったりはしない

Hey! 真澄!!
どうしたっていうんだい!?


よもやの紳士宣言
全世界1000万読者のため息が聞こえそうです。ww
マヤに部屋を使わせ、真澄は船内のソファで寝るという。
…紳士すぎやろ。w

ところがマヤは。
ガラスの仮面1102_05

この部屋…
速水さんと
紫織さんのための…

ダブルベッドに過剰反応
似た者同士じゃんよwwwwww

真澄と紫織の仲むつまじい姿を想像したマヤ。
こんな(いやらしいw)ベッドには寝られないと拒否

真澄は「そもそもシオリーの策略だから」と、必死で弁解
カギを投げ捨てて誠意を見せる…。
ガラスの仮面1102_07

いやー。
驚きました、ダブルベッドの使い方!w
ダブルベッドへの拒否反応で真澄とマヤの絆が深まる、ウルトラC的な展開。
まさに、ロマンティック裏街道!w


さらに後半。
真澄をマヤが看病したときの“血染めのハンカチ”を返却。
めっさ赤面するマヤ…。
あきらかに反応がおかしい
ガラスの仮面1102_08
あのとき看病してくれたのは、やはりマヤなのか…!?
もしかして、を確信にかえるため。
真澄はマヤに頼む。

「紅天女」の阿古夜を演ってくれないか?
一真への恋の思いを語ってほしい

船の上。
観客は真澄ただひとり
マヤは阿古夜を演じる。
真澄への思いをのせて…!!
ガラスの仮面1102_10

キターーーーーー!!
なんでしょう、このニヤニヤ展開はっ!!

未刊行部分では、下船後にハンカチエピソードがあって。
マヤは走り去ってしまうんですが…。
まだ船に乗ってるから逃げられないww

真澄とマヤの“恋の時計”がググッとすすむ展開にニヤニヤ指数MAX!!
あまりの密度に「次回は半年後では!?」と一瞬うたがってしまったくらいですww

ついについに。
お互いの気持ちを確認する時が迫ってきた…のか!?
次号も必見です!!


【おまけ】
いやもう、全編ニヤニヤ展開でハンパなかったんですが。
今回もうニヤニヤが爆発したのが冒頭ですよ。

真澄がマヤを部屋に案内するトコなんですが…。
ガラスの仮面1102_01
ちょwwwww
いけないコト考えてるだろwww

ガラスの仮面1102_02
なにこの意味深な感じ。
やる気満々じゃんよ。wwwww


スタバで読んでるのも忘れて、めちゃくちゃニヤついてました。w
いろんな意味でアブナイ場面でしたww

紳士宣言にショボンとなってしまったボクですが。w
全体的には満足です!
ニヤニヤ指数120%です!!

来月号も期待!ですね♪
   18:28 | Trackback:0 | Comment:19 | Top

「LO」表紙の絵師・たかみち「ゆるゆる」第24回登場!

12/20日発売の『月刊ヤングキング』2011年2月号 iconに「COMIC LO」の表紙で有名な、たかみち先生の初めてのまんが作品「ゆるゆる」(第24回)が掲載中!!

たかみち「ゆるゆる」(月刊ヤングキング)関連まとめ

【あらすじ的なもの】
大凶のおみくじを引いてしまった、みさき
もう一度チャレンジすると、今度は大吉。
だけど、ハルカには疑問が生まれたようで…。


ゆるゆる1102_01
・たかみち「ゆるゆる」(第24話 ふたつのおみくじ)

ボクは大凶引いたことないのですが…。
もう一度、やり直したい気持ちはわかります。w

大凶て、かなりまがまがしいイメージですしね…。

で、今度は大吉を引いたみさき。
だけど…。
ハルカは疑問に思う。

…最初に引いたおみくじの効果はどうなるの!?
素朴ですが、核心をついた疑問です。w

ちなみに、ちょっとググったところ。
何度引いてもいい、という意見もあれば。
“神意を疑うことになる”と、1度目の結果がすべてという意見もあり。
…まぁ、気の持ちようってトコですかね。
ゆるゆる1102_05
大凶のおみくじを結びつけてたところ。
アオバトが波にのまれるのを目撃!!

とっさに海に飛びこんでアオバトを助けるみさき!
…めっさカッコイイやん!
ゆるゆる1102_03
アオバトを助けたものの、もちろん服はびしょびしょ
そして、とんでもないハプニングが…!!(キャー)

それにしても。
着衣のまま海に飛びこむみさきの男前っぷりに感動しました!

アオバトを助ける優しさと、海に飛びこむ勇気
透けた下着といい(エッ)…惚れたァ!ww
ゆるゆる1102_02
とりあえず、ボクとの距離は縮まりました!w
想い人との距離も縮まると…いいですね♪
みさきグッジョブ!!

というお話でした♪


あと、おまけですが。
うるし原智志のピンナップがちょっと印象に残りました。
ピンナップ1102
(顔を中心にトリミングしてあります)

刺激的&魅力的すぎるサンタさんですよ…うちにも来てほしいなぁww
うるし原智志さんはグッとくる絵を描きますねー!


『月刊ヤングキング』はAmazonで買えないので入手困難ですが…。
セブンネットショッピング icon”ならバッチリ買えます。
コンビニ受け取りにしておけば、学校や会社帰りに受けとることができるのでオススメです。

icon icon
『月刊ヤングキング』2011年2月号

icon

りとうのうみ (WANIMAGAZINE COMICS)
たかみち
ワニマガジン社

   23:58 | Trackback:0 | Comment:2 | Top

ヤマシタトモコ「HER」は、カワイイ、キレイ、だけじゃない“オンナ”を描いたオムニバス。

【あらすじ的なもの】
思春期に知った母の秘密を抱えて。
苦しさを感じながら生きる
フツーに生きることにこだわってきた女子高生が。
普通でない隣人と交流する話…などなど。
可愛いけど、それだけじゃない。
“オンナ”を描いた全6編のオムニバスである。


HER07
ヤマシタトモコ「HER」(祥伝社)

おそろいのシュシュは必需品。
メールの返信は40秒以内
フツーが絶対で、ヘンと思われたら即終了

細く可愛い糸で縛るような。
女の子グループのきまりごと。
誰も口にはしない、ルール

とにかくフツーでキラワレたくない
それが16歳・西鶴こずえの、ルール。
HER03
だけど。
そんな“フツー”が揺らぐ出会いがあった。

お隣に住む武山さん、女性カメラマン。
そして、お年をめした白髪のレズビアン
彼女と彼女の玄関先でのキスを目撃しちゃったのだ。

こずえは「フツーに、フツーに」の呪文で小さくなっていた。
武山さんはヘンなはずなのに、堂々としている。
HER02
名字がキライなのも。
花が好きなのをみんなに隠しているのも。
時が過ぎれば、どうでもいいこと

思春期という時間の“魔法”が解ければ、どうってことないんだ。
だけどそのとき、自分がいかに愚かだったか知ることになる。

思春期の出会いを描いた「CASE.3」が印象的でした。


ほかにも。
“カワイイ女”の憧れと嫉妬をするどく描いた「CASE.5」。
HER04
・CASE.5より

たくさんの中から一足の靴を選ぶように。
自分を選んでほしいと望む女の物語「CASE.1」。
HER01
・CASE.1より

などなど。
カワイイ、キレイ、だけじゃない。
嫉妬や打算、負の感情もふくめて“オンナ”をまるっと描きだしたオムニバス。

傷ついて、泥だらけになってもがく女の子が好きな作者が描いた物語。
だから“投げっぱなし”じゃない。
どうしようもなく愛おしい。
女の子スキーな作者の愛が、じわっと感じられる。
ボクはそこが大好きです。

超オススメ!

HER (Feelコミックス)
HER (Feelコミックス)
posted with amazlet at 10.12.18
ヤマシタ トモコ
祥伝社 (2010-07-08)
売り上げランキング: 568

【おまけ】
もっと前に読んだのですが、好きすぎてなかなかレビューに書けず…。
あっという間に年末に。
「このマンガがすごい! 2011」 で1位をとっちゃった。

年末の“オススメまんが”にも載せたいので、がんばってレビューにしてみました。
うーん…まだまだ言葉が足りないぜ!
(CASE.4も好きなんだよー)

女性を描いた作品でほかに好きなのは、よしながふみ「愛すべき娘たち」
こちらも傑作なので、興味がある方はぜひに!!

愛すべき娘たち (Jets comics)
よしなが ふみ
白泉社
   12:29 | Trackback:0 | Comment:2 | Top

たかみち「りとうのうみ」は、離島の空気がつたわる至上の“オールカラーまんが”!

【あらすじ】
舞台は、はるか南の群島。
離島である久良慶(くらげ)島で育った少女・小波間海と、彼女を取り巻く人々の物語である。


りとうのうみ02
たかみち「りとうのうみ」(ワニマガジン社)

珊瑚がひろがる、青い海
自然豊かな島での生活…憧れちゃいます!

そんな離島で育った海ちゃんは、自由でマイペースな女の子
子供のころから海に親しんでいて。
船の免許も持ってる、まさに“島の娘”って感じ!
りとうのうみ03

スキューバダイビングの会社で、見習いとして働く海ちゃん。
お客さんが海に落としたデジカメを素潜りで拾ったり。
ときにはパンフレットのモデルになったり。

単なるリゾートではなく。
海とともに生きてる。
地元の人たちの生活感とともに描かれる風景が、とても印象的でした。

空と海の青さ。
透明感と空気感。
そして穏やかで楽しい人たちに囲まれて、海ちゃんは暮らしてる。

離島の自然と、島の人々。
両方の“美しさ”にこころから癒されました。
りとうのうみ01
島の空気をすくいとったような、至上の“オールカラーまんが”。
のんびり旅気分に浸りたいときに最適です♪
オススメ!

りとうのうみ (WANIMAGAZINE COMICS)
たかみち
ワニマガジン社

【おまけ】
巻末には、メイキング記事も掲載。
りとうのうみ05
・ネーム/下絵ができるまで
景色を描こうとするとストーリーが前に進まないので大変
「ゆるゆる」 のときも、似たようなことを雑誌のインタビューで答えてましたね。
美しい風景と物語の融合は、たかみちまんがの真骨頂。
そのぶん、こだわりとか苦労も多いのでしょうね。

さらに作中に登場する、瑞々しいダイビング女子たちの写真集も収録。
りとうのうみ04
こういうの大好きですw

おまけもいっぱいで楽しめる1冊。
たかみちFANのキミはぜひに。
   22:33 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

えりちん「描かないマンガ家」は、痛くてウザくて、ときどきカッコイイ…まんがを“描かない”まんが家の物語。

【あらすじ】
渡部勇大26歳、自称・まんが家。
あたかもまんが家のように。
声高に“まんが論”を語る渡部は、単なるまんが専門学校にかよう学生のひとり。
しかも、いままで一度もまんがを描いたことがなかったのだ…!


描かないまんが家02
えりちん「描かないマンガ家」(1)(白泉社)

まんがは描かずにサインの練習
デビューした仲間の悪口をいうわ、プロを気取って領収書もらったり。
一度も描いたことがないのにスランプに。
描かないまんが家06
うぜぇぇぇぇぇぇwwww

正直、イタイ
はっきりいってウザイ

だけどこの、まんが家気取りでイタい渡部(ペンネーム・器根田刃)。
ただのまんが家気取りじゃない。

こころの底から、ハンパなくまんが家気取りなのだ。
描かないまんが家03
完全に自分をまんが家だと信じ込んでいる、カンチガイ男。
だがその間違った確信が、ときに感動をよぶのである。

まんが家の道をあきらめ、就職した後輩の女の子。
まんがが大好きだった…だから怖かった。
好きなことで失敗したら、立ち直れなくなってしまうことが…。

だが描かないまんが家・器根田(渡部)はいう。
描かないまんが家05

…オレなら
失敗したらそれをネタに漫画を描くだけだよ

なにこのカッコよさ
不覚にもジーンときてしまったよ。

山で遭難し、命の危機に陥ったとき。
描かないまんが家・器根田(渡部)はいう。
描かないまんが家07

オレは生きて帰る
そして漫画を描く

繰り返すけど、コイツはまんがを描いたことがないんだ。
カッコつけの口だけ野郎で、イタくてウザいやつなんだ。

…だけど。
この感動って何だろう?
読みすすめるうち、不覚にもボクは思ってしまった。

「まんがを描くこと」ってそんなに大事なの?

渡部勇大の過剰すぎる自意識が生みだした、まんが家・器根田刃
最初は仲間うちでまんが家を気取るだけだった。
だけど“描かないまんが家”器根田が語る確信をもった言葉は、やがて本物の“迫力”を纏っていく。

本物の言葉を前にしたら、まんがを描いたかどうかなんて…小さなことじゃないか?ww

イタい奴だと笑ってるうち、気がついたら感心していて。
いつのまにか感動させられてしまうという。
世にも珍しい“まんがを描かない”まんが家の物語。

“まんが家まんが”が好きなボクも、オススメの作品です。


描かないマンガ家 1 (ジェッツコミックス)
   10:19 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

おかざき真里「& アンド」は、26歳ダブルワーク女子の恋愛と仕事を描いたものがたり。

【あらすじ】
青木薫、26歳。
医療事務として働くものの、行き詰まりを感じていた。
はダブルワークを思い立ち、物件を探しはじめるが…。


アンド03
おかざき真里「& アンド」(1)(祥伝社)

不動産屋をまわっても、相手にされない薫。
そこに偶然、後輩の城田(通称シロ)と出会う。
シロは一軒家をオフィスとして借り、プログラムの仕事をしていたのだ。
薫はオフィスの1階が空いているのを見て、“ここを貸して”と頼む…!!
アンド02
甘い見通しを、シロの同僚・茶沢にシビアに説教されつつも。
一歩ずつ、あゆんでいく薫の物語である。


だが、単純なダブルワークのサクセスストーリーではない。

26年間、彼氏を作ることがなかった。
他人に触れられるのが苦手な、薫。
薫は、心に傷をもった医師・矢飼に惹かれていく…。
アンド01
いっぽうシロは、薫との大学時代の思い出を胸に秘めていた…。

湿気にむせる、あたたかい霧雨のような。
水槽の底に沈んでゆくような。
…ゆっくりとした切迫感。

簡単じゃない。
単純じゃない。
仕事と恋愛。
そして、もうひとつの仕事

メンタルの海を泳ぎながら。
ふたつの島(仕事)を行き来する。
いまを生きる女性の物語。

ジワッとくるよ。


& 1 (Feelコミックス)
& 1 (Feelコミックス)
posted with amazlet at 10.12.04
おかざき 真里
祥伝社 (2010-11-08)
   23:03 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

2010年11月に買ったコミックス(新刊のみ)

今年もあと1ヶ月!
早っ!!w
11月の購入記録いってみましょう~♪
201011購入01
201011購入02
201011購入03
ジョージ朝倉「溺れるナイフ」(11)(講談社)
コージィ城倉「おれはキャプテン」(24)(講談社)
金田一蓮十郎「ライアー×ライアー」(1)(講談社)
伊藤真美「秘身譚」(1)(講談社)
塩野干支郎次「セレスティアルクローズ」(1)(講談社)
黒田硫黄「あたらしい朝」(2)(講談社)
衿沢世衣子「SatoShio」(1)(講談社)
支倉凍砂/桂明日香「ビリオネアガール」(1)(講談社)
長谷川伸/小林まこと「沓掛時次郎」(講談社)
釣巻和「水面座高校文化祭」(2)(講談社)
内藤泰弘「血界戦線」(2)(集英社)
井上雄彦「リアル」(10)(集英社)
よしづきくみち「君と僕のアシアト」(2)(集英社)
森田まさのり「べしゃり暮らし」(11)(集英社)
河合孝典「石影妖漫画譚」(1)(集英社)
倉科遼/佐藤智一/天野彰「匠三代」(2)(小学館)
江平洋巳「依姫綺譚」(2)(小学館)
元町夏央「ふわり!」(2)(小学館)
葛西りいち「そんなんだからおまえらは。」(小学館)
えりちん「描かないマンガ家」(1)(白泉社)
羽海野チカ「3月のライオン」(5)(白泉社)
シギサワカヤ「誰にも言えない」(白泉社)
郷田マモラ「星屑の少年たちへ」(2)(双葉社)
百田尚樹/須本壮一「永遠の0」(2)(双葉社)
元町夏央「あねおと」(3)(双葉社)
紺野比奈子「図書委員長の品格」(1)(双葉社)
長月みそか「少女素数」(2)(芳文社)
花形怜/むろなが供未「バリスタ」(3)(芳文社)
石黒正数「ポジティブ先生」(徳間書店)
西村ツチカ「なかよし団の冒険」(徳間書店)
石田敦子「ひきこもり探偵 おにいちゃんとマコ」(幻冬舎)
小林尽「夏のあらし!」(8)(スクウェア・エニックス)
佐藤マコト「無修正学級カラレヤ」(3)(Bbmfマガジン)
須河篤志「つるた部長はいつも寝不足」(2)(メディアファクトリー)
宮田紘次「ききみみ図鑑」(エンターブレイン)
水上悟志「戦国妖狐」(5)(マッグガーデン)
おかざき真里「& アンド」(1)(祥伝社)
藤堂あきと「パーツのぱ」(3)(電撃コミックス)
いがらし奈波「わが輩は「男の娘」である!」(実業之日本社)
松田未来「天空少女騎士団」(1)(イカロス出版)
雑誌『シンカン Vol.3』(朝日新聞出版)
雑誌『週刊ヤングジャンプ増刊 アオハル 0号』(集英社)

いや~買いました!w
写真2枚に収まりきらないとは…。
これじゃレビュー追いつきません

もっともっとレビュー書きたいんですけどね…。
15分くらいで書けるようにならないと無理かww

下の2冊は雑誌ですが挙げておきました。
『アオハル』 の表紙は素晴らしいです。
201011購入04
表紙を描いたのは「センコロール」 の宇木敦哉さんですね。

CENCOROLL センコロール

アオハル、はじまる(公式サイト)


雑誌が売れないといわれるなか、いろんなチャレンジが行われていて楽しいですね。
こういう旬のネタには飛びついていこうと思ってます。
そうして読む本が増えていく…ww

今年も「2010年のオススメまんが」を12月下旬に発表する予定です。
お楽しみに~♪
   23:47 | Trackback:0 | Comment:0 | Top
 
 
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