榎本ナリコ「時間の歩き方」は時間の迷路を旅する少女の物語
タイムスリップといえば幾多の有名な作品がありますが。
これは榎本ナリコ版「時をかける少女」 ともいえる作品。
時間の迷路を全力で走りぬける少女の物語です。
【あらすじ】
どこにでもいるフツーの中学生、杉田果子。
だが彼女には、扉を開けたら勝手にタイムスリップしてしまう能力があった。
タイムスリップした先で、もうひとりの自分と“カブッて”しまうのが悩みの種だったんだけど…。
なんと、西暦2446年からやってきた時間旅行者・井村遇太と出会う…!!
・榎本ナリコ「時間の歩き方」(1)(朝日新聞社)
時間旅行者の遇太と出会い、自分の能力の特殊性を知る果子。
無自覚に時間を飛び越えていた危険性を知り、気をつけようと思った矢先…!!
好きだった先輩が、事故で亡くなってしまう。
果子は、先輩を助けるために何度も時間を飛び越える。
だが、結局助けられず、決定的な時間矛盾を起こしてしまう…!!
好きな人を助けたい。
だが結果的に、好きな人の死に何度も立ち会うことになってしまう。
…しかも、一度たりとも助けられないのだ。
“時間”の重さ…。
扉を開け軽々と時間を飛び越えてきた果子にとって、現実はあまりに重かった。
さらに果子がおこした時間矛盾に巻きこまれ、遇太はもとの時間に戻れなくなってしまう。
果子は子供のころの遇太と会って、彼の時間旅行を止めようとするのだが…。
まるで時間の迷路を旅するように。
果子は扉を開け、時間から時間へと飛びまわる。
先輩を、遇太を、大切な人を“なんとかしたい”…ただそれだけなんだ。
はじめは“迷惑”にしか思えなかった果子のタイムスリップ能力。
だが、誰かを助けたい、という思いを得て輝きはじめる。
これは、はねるように時間を飛びまわり、人助けをする少女の物語。
突っ走って失敗しても、めげない少女の物語。
彼女なりの懸命な“時間の歩き方”を、ぜひとも見届けてほしい。
これは榎本ナリコ版「時をかける少女」 ともいえる作品。
時間の迷路を全力で走りぬける少女の物語です。
【あらすじ】
どこにでもいるフツーの中学生、杉田果子。
だが彼女には、扉を開けたら勝手にタイムスリップしてしまう能力があった。
タイムスリップした先で、もうひとりの自分と“カブッて”しまうのが悩みの種だったんだけど…。
なんと、西暦2446年からやってきた時間旅行者・井村遇太と出会う…!!

・榎本ナリコ「時間の歩き方」(1)(朝日新聞社)
時間旅行者の遇太と出会い、自分の能力の特殊性を知る果子。
無自覚に時間を飛び越えていた危険性を知り、気をつけようと思った矢先…!!
好きだった先輩が、事故で亡くなってしまう。
果子は、先輩を助けるために何度も時間を飛び越える。
だが、結局助けられず、決定的な時間矛盾を起こしてしまう…!!
好きな人を助けたい。
だが結果的に、好きな人の死に何度も立ち会うことになってしまう。
…しかも、一度たりとも助けられないのだ。
“時間”の重さ…。
扉を開け軽々と時間を飛び越えてきた果子にとって、現実はあまりに重かった。
さらに果子がおこした時間矛盾に巻きこまれ、遇太はもとの時間に戻れなくなってしまう。
果子は子供のころの遇太と会って、彼の時間旅行を止めようとするのだが…。
まるで時間の迷路を旅するように。
果子は扉を開け、時間から時間へと飛びまわる。
先輩を、遇太を、大切な人を“なんとかしたい”…ただそれだけなんだ。

はじめは“迷惑”にしか思えなかった果子のタイムスリップ能力。
だが、誰かを助けたい、という思いを得て輝きはじめる。
これは、はねるように時間を飛びまわり、人助けをする少女の物語。
突っ走って失敗しても、めげない少女の物語。
彼女なりの懸命な“時間の歩き方”を、ぜひとも見届けてほしい。
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