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古屋兎丸「幻覚ピカソ」は、絵でココロの悩みを解決する少年の物語

【あらすじ】
葉村ヒカリ(通称ピカソ)は絵を描くことが大好きな高校生。
河原で絵を描いてるさなか、同級生の千晶とともに不幸な事故に遭う。
千晶は亡くなり、ヒカリは奇跡的に助かった。
…だがある日。
背中に羽がある、ミニマムサイズの千晶が胸ポケットから現れる。
じつは事故でヒカリも死んだのだが、“ある条件”つきで“生き返った”のだと告げる。
その条件とは…!?

幻覚ピカソ01
古屋兎丸「幻覚ピカソ」(1)(集英社)


誰よりもヒカリの絵の才能を信じていた千晶。
死ぬ間際“素晴らしい才能をもつヒカリを助けて”と強く願った。
その願いは、条件付きで聞き届けられる。

その条件は“人を助けること”。

本来死んでいたヒカリの体は、徐々に腐敗がすすんでいく。
だが、どうやって人助けしたらいいかわからない。

同じクラスの杉浦くんのまわりに“黒いもやもや”を見たヒカリは、とっさにスケッチブックに描き始める。
完成した絵は、杉浦くんの心象風景だった。
幻覚ピカソ02

悩める杉浦くんを救うため、ヒカリと千晶は絵の中に入りこむ!
そしてなんとか絵の風景を変えることで助けようとするのだが…!?


心象風景という異世界に入り込み、人それぞれの負の感情トラウマと向きあう物語
が面白い。

まるで“ココロのパズル”を解くように。
描かれた絵の意味を考え、絵の中で行動し、絵を変えていく
つまり“ココロ”を変えてゆくのだ。

少しずつ、もつれた感情の糸を解きほぐしていく過程のスリリング
そして、負の感情にとらわれていた人が変わっていく清々しさ
まさに“王道”といえる物語に、おおいに引きこまれた。

さらに人助けという行動が、ヒカリとその周囲を変えていく。
自分の世界にこもりがちだったヒカリが、人を助けることで、人と“繋がっていく”のだ。

千晶は、ホントの意味でヒカリを“助けた”のかもしれない。
…なんて考えてしまいました。

美麗な絵も光る本作、なかなかにオススメです。


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