大和和紀「ポケットの中の奇跡」は、ささやかな奇跡が人生を変える感動物語
【あらすじ】
15歳で両親を亡くした小夜子は、親戚にだまされ家までも失う。
世の中に絶望し、崖から身を投げようとしたとき…何かが光った。
“それ”を手にし、彼女の人生は変わり始める…。(第1話「小夜子」)
“ささやかな奇跡”の物語を4編収録した短編集である。

・大和和紀「ポケットの中の奇跡」(1)(小学館)
小夜子が崖から身を投げようとしたとき、目もくらむほど光ったモノ。
それはただの“ビンのかけら”だった。
「ばかばかしい」と思い投げ捨てようとした瞬間、彼女は思う。
…あったかい。
そこで寝たきりのばあさんの介護をすることに。
ばあさんは茶道の大家元。
礼儀作法や所作に厳しい指導が入り、小夜子は「山ザル!」と罵倒されつづける。
理不尽な嫌がらせとも思えるばあさんの厳しい指導。
小夜子は、あのとき拾ったお守り…“ビンのかけら”を見つめ、じっと耐えるのだった。
やがて彼女は変わっていく。
礼儀作法、着物での所作、そして茶道。
さまざまなことを学び、いつしか美しき女性へと成長する…。
たかが“ビンのかけら”で人生が大きく変わった小夜子の物語。
でも彼女が変われたのは、太陽の光に輝くビンのかけらを見て、生きることを選んだ。
それがすべての始まりだったんだとボクは思う。
ビンのかけらが輝くような、ささやかな奇跡の物語。
心あたたまる4編の物語をぜひ読んでいただきたい。
15歳で両親を亡くした小夜子は、親戚にだまされ家までも失う。
世の中に絶望し、崖から身を投げようとしたとき…何かが光った。
“それ”を手にし、彼女の人生は変わり始める…。(第1話「小夜子」)
“ささやかな奇跡”の物語を4編収録した短編集である。

・大和和紀「ポケットの中の奇跡」(1)(小学館)
小夜子が崖から身を投げようとしたとき、目もくらむほど光ったモノ。
それはただの“ビンのかけら”だった。
「ばかばかしい」と思い投げ捨てようとした瞬間、彼女は思う。
…あったかい。

小夜子は自殺を思いとどまり、先生の紹介で屋敷の下働きをはじめる。お日様の光をあびてたから
こんなにあたたかいんだ
…そうだな…
こんなただのビンのかけらでさえ
あんなに輝くことがあるんだ
それなら…いつかあたしだって…
そこで寝たきりのばあさんの介護をすることに。
ばあさんは茶道の大家元。
礼儀作法や所作に厳しい指導が入り、小夜子は「山ザル!」と罵倒されつづける。
理不尽な嫌がらせとも思えるばあさんの厳しい指導。
小夜子は、あのとき拾ったお守り…“ビンのかけら”を見つめ、じっと耐えるのだった。
やがて彼女は変わっていく。
礼儀作法、着物での所作、そして茶道。
さまざまなことを学び、いつしか美しき女性へと成長する…。
たかが“ビンのかけら”で人生が大きく変わった小夜子の物語。
でも彼女が変われたのは、太陽の光に輝くビンのかけらを見て、生きることを選んだ。
それがすべての始まりだったんだとボクは思う。
ビンのかけらが輝くような、ささやかな奇跡の物語。
心あたたまる4編の物語をぜひ読んでいただきたい。
- 関連記事
-
- 小池田マヤ「放浪の家政婦さん」は、ちょっとタヌキなクセ者メイドまんが (2009/08/06)
- 大和和紀「ポケットの中の奇跡」は、ささやかな奇跡が人生を変える感動物語 (2009/08/03)
- 萩尾望都「レオくん」はカワイイ擬人化(?)猫まんが (2009/07/29)