新刊・旧刊をふくめた、まんがレビューblog。 その他、まんがに関すること。 
 
 

西村繁男/次原隆二「少年リーダム 友情・努力・勝利の詩」は、時代の“熱”が伝わるまんが編集物語

1980年代前半、ラブコメブームのまっただ中。
あるまんが雑誌は重大なかじ取りを決めようとしていた。
『少年サンデー』に部数の差を詰められてきた『少年ジャンプ』は、『少年サンデー』とおなじ路線を歩むのか。
それとも…!?

西村繁男の著作を原案にした、まんが雑誌の裏側がわかる物語
アツい男たちの物語である。

【あらすじ】
1980年代前半。
いわゆる“団塊ジュニア”が小学生だったころ、まんがが“最も熱かった”といわれるころ。
ひとりの青年・馳純平が週刊まんが誌の編集部へと配属される。
『少年リーダム』…300万部を突破してから伸び悩んでいるまんが雑誌に、純平は“新たな風”を起こせるのか…!?

西村繁男「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」を原案に描く、男たちの熱い物語である。

少年リーダム01
西村繁男/次原隆二「少年リーダム 友情・努力・勝利の詩」(1)(新潮社)

部数が伸び悩む『少年リーダム』は、着々とライバルに差を詰められ、ピンチを迎えていた。
ライバル誌をまねて“ラブコメ路線”でいくのか。
それとも、自分たちを信じて“熱血まんが”でいくのか。
方針を決めかねていた。

そこで新人の純平に指令が下る。
過去2年分のライバル誌を読み、毎号の連載と企画をすべてチェック
実売部数と照らし合わせて“何が起きているのか”分析しろというのだが…。

少年リーダム02

結局よォ……

漫画雑誌ってぇのは……

漫画でしか動かねぇんだよなァ……

ライバル誌の部数が伸びたのは“連載まんがの人気”というシンプルな答えであった。

そうだ“まんが”なんだ。
あたりまえのことに、あらためて気づいた編集者たち。
忘れていた、あの言葉を思い出す。
少年リーダム03

「一番心あたたまることは?」…「友情

「一番大切に思うことは?」…「努力

「一番嬉しいことは?…「勝利

編集者たちは決めた。
いままで作ってきた作品…少年たちが心おどらせる熱血まんが”で勝負することを…!!


いやー、アツい。
このアツさってなんだろう? って考えたんですが…。
とにかくみんな“本気”なんですよね。
少年リーダム07
自分たちが魂をこめて作った雑誌
それが踏みにじられたら、誰であろうと許さない

まんがは文化”なんていわれてない時代。
まんがは親から禁止されたり、読んでたら怒られるものだった。
まんがは“後ろめたい”読みものだったんだ。
もちろん「まんが雑誌を作ってる」なんて決して胸をはれなかったハズだ。

だからこそ。
魂を、誇りのすべてを注ぎこんで“まんが雑誌”を作っていた。
こんな大人たちの“本気”が詰まっていたから『少年ジャンプ』は600万部なんて部数にまで到達したんでしょうね。


次原隆二本宮ひろ志と西村繁男の対談も収録。
80年代のまんがが持っていた“”が伝わる1冊。
とりあえずストライクな世代の方は、ぜひチェックしていただきたい。


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