市橋俊介「漫画家失格」は、リアルな底辺漫画家物語
「漫画家失格」というタイトルで想像したのは、理想が高すぎて、自分自身を卑下しているまんが家さんの姿。
「いや~、ボクなんて、まだまだまんが家とはいえませんよ」的な謙遜している感じ。
…大間違いでした。w
【あらすじ】
年収100万円台の三流まんが家・市橋俊介が自身を赤裸々に語ったエッセイまんが。
徹夜でまんがを“読み”、テトリスを仕事とする破天荒…というとホメすぎな底辺まんが家の明日はどっちだ!? 的な話である。
・市橋俊介「漫画家失格」(双葉社)
今や休刊となった雑誌『アクションZERO』。
磯本つよし「エナ」目当てで買ってたんだけど、その雑誌の片隅に妙に気になるまんがが載っていた。
それが、この作品だった。
超大盛のペヤング焼きそばを3回に分けて、しかも水を大量に飲みながら食べるとか、めんつゆを飲んでソバを食べた気分になるとか。
ボクの好物である“貧乏ネタ”がアンテナに引っかかっちゃったんですよね…。
正直、コレが失敗だったというか。www
とにかくこの作者がスゴイのは「絵が描きたくない」ってこと。
シャレとか照れじゃなくて、心の底から「絵が描きたくない」。
絵が描きたくなくてまんが家って…ンなアホな!?
全力で単行本にツッコミましたとも。
マジで「漫画家失格」だよこの人…。
正直、脱力しました。w
でも、考えてみたら。
こんなにリアルなダメ男ぶりが見られるのは貴重な体験ですよ。
アポなしで持ち込みに行き、紙のサイズも揃えず、コマ割りも適当。
“やったらダメなこと”を全部やってる。
でも紙の両面には描いてなかった…ってどんだけ前向きだよ!ww
こんな人でもまんが家なんだから、日本のまんが界は懐が深い!
…という“まんが界の奥深さ”を実感できる1冊。
心の広~い人しか読んではいけません。
マジで。
「いや~、ボクなんて、まだまだまんが家とはいえませんよ」的な謙遜している感じ。
…大間違いでした。w
【あらすじ】
年収100万円台の三流まんが家・市橋俊介が自身を赤裸々に語ったエッセイまんが。
徹夜でまんがを“読み”、テトリスを仕事とする破天荒…というとホメすぎな底辺まんが家の明日はどっちだ!? 的な話である。

・市橋俊介「漫画家失格」(双葉社)
今や休刊となった雑誌『アクションZERO』。
磯本つよし「エナ」目当てで買ってたんだけど、その雑誌の片隅に妙に気になるまんがが載っていた。
それが、この作品だった。
超大盛のペヤング焼きそばを3回に分けて、しかも水を大量に飲みながら食べるとか、めんつゆを飲んでソバを食べた気分になるとか。
ボクの好物である“貧乏ネタ”がアンテナに引っかかっちゃったんですよね…。
正直、コレが失敗だったというか。www
とにかくこの作者がスゴイのは「絵が描きたくない」ってこと。
シャレとか照れじゃなくて、心の底から「絵が描きたくない」。

絵が描きたくなくてまんが家って…ンなアホな!?
全力で単行本にツッコミましたとも。
マジで「漫画家失格」だよこの人…。
正直、脱力しました。w
でも、考えてみたら。
こんなにリアルなダメ男ぶりが見られるのは貴重な体験ですよ。
アポなしで持ち込みに行き、紙のサイズも揃えず、コマ割りも適当。
“やったらダメなこと”を全部やってる。
でも紙の両面には描いてなかった…ってどんだけ前向きだよ!ww
こんな人でもまんが家なんだから、日本のまんが界は懐が深い!
…という“まんが界の奥深さ”を実感できる1冊。
心の広~い人しか読んではいけません。
マジで。
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