新刊・旧刊をふくめた、まんがレビューblog。 その他、まんがに関すること。 
 
 

施川ユウキ「え!? 絵が下手なのに漫画家に?」は自意識こじれまくりのエッセイまんが

石ノ森章太郎は“萬画宣言”というのを残してるんですが、そのひとつに下記の言葉がありまして。

・萬画は万画(よろずが)です。あらゆる事象を表現できるからです。

(石ノ森章太郎オフィシャルウェブサイトより引用)

これって“絵が描ける”人の発想だと思うんですよ。
ボクみたいなロクに絵が描けない人は、あらゆる事象どころか目の前の自転車さえ不可能です。

…でも。
絵が下手といわれてもまんが家になれる人はいるわけで。
そこがまんがの面白いところです!!

【あらすじ(というか内容)】
“絵が下手”と自覚しつつもまんが家になれた、その軌跡を描いた表題作ほか、カラスヤサトシとの恋バナ限定対談、単行本未収録のデビュー作「がんばれ酢めし疑獄!!」などを収録。
作者初のエッセイまんが集である。

絵が下手なのにまんが家01
施川ユウキ「え!? 絵が下手なのに漫画家に?」(秋田書店)

友だちも彼女もいない。
自分はずっと1人で生きて、死んでいくんだと思ったり。
鏡を見て「なんでこんな生き物がこんな所にいるんだ?」と思ったり。
ホームレスを見て「同じ世界に住む人だ、安心したぜ!」と思ったり。
絵が下手なのにまんが家02
自意識こじれすぎ。
こじれたというか“こんがらがってしまった”感もありますが。w

だけど…。
自分の意識と逃げずに“格闘”してきたからこそ、いまの作者があると思うんですよ。

自分の気持ちを言葉にして、外見や外界との違和感を探ったり。
言葉そのものの意味を考えたり。
こういう作者自身の“生き方”が、絵に頼らない作風を生み出したんじゃないかなと思うのです。
絵が下手なのにまんが家03

作風というモノは「何が描けるか」ではなく

むしろ「何が描けないか」によって決まるんじゃないでしょうか!?

(『週刊少年チャンピオン』'09年48号より※コミックス未収録)

人より優れた部分を“個性”と思いがちだけど、劣った部分だって“個性”なんだ。
画力をあきらめ、自分の得意な部分で勝負する。
そこで、いままで“格闘”してきた“言葉や思考”がオンリーワンの武器になったのである。


…という感じで興味深い内容だった。
 
さらに作者のファーストキス体験も収録!
絵が下手なのにまんが家04
そして、カラスヤサトシとの恋バナ限定対談(すげえ無茶振り)も!
いろいろ楽しめる1冊になっています。

カバー下の新人賞受賞作の選評も見逃すな!w



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