新刊・旧刊をふくめた、まんがレビューblog。 その他、まんがに関すること。 
 
 

石田敦子「姉さんゴーホーム」は深く濃い痛みとともに“ホントのこと”に迫った作品集。

両脚にうろこができ、人魚のようになってしまった姉さん
とその仲間たちは、姉さんを海へと連れて行く…。
表題作「姉さんゴーホーム」を含む4編収録の短編集。

姉さんゴーホーム01
石田敦子「姉さんゴーホーム」(講談社)

人魚のようになった姉さんの海への旅はげしい恋
表題作「姉さんゴーホーム」も印象的な作品だった。

でも、もっと衝撃を受けたのは「シンパシーフラワーズ」だ。
姉さんゴーホーム02

したよ

あのおっさん以外とも

何人も

何回も

大学生の俊介にはトラウマがあった。

小学生のころ。
好きだった久寿木さんに売春を告白されたのだ。
以来、俊介は女性恐怖症になっていた…。

そんなある日、清楚な女子大生へと成長した久寿木さんと再会
ふたりは交際をはじめる。

小学生のころ、久寿木さんはよく河原で花を摘んでいた。
俊介はそれが“本当の久寿木さん”だと信じていた。
…だが。
姉さんゴーホーム03

あの花ね

葬式の花だったのよ

花が好きな女の子。
可愛くて優しい女の子。
そんなのは勝手な妄想、身勝手な思い込み

かつて売春していた久寿木さんを、いまなら助けてあげられると思っていた。
でも、俊介はトラウマを克服したかっただけ。
“助けてほしかった”のは俊介だったのだ。
そんな俊介を久寿木さんは心の刃でグッサリと刺しつらぬく。

彼女が語る「葬式」の恐るべき真実とは…!?


男の幻想をばっさり斬るばかりか、ナイーブなw男心もズタズタにする物語
後頭部にガツン!一撃くらうような物語にノックアウト…されました。

汚いことや恥ずかしいこと、醜いこと。
“ホントのこと”は、避けてとおりたい道の向こう側にきっとある。
そう信じて、覚悟して、負の感情をも“ありのまま”描き出す石田敦子の世界。

傷ついたり、血を流したりせずに“ホントのこと”にはたどり着けない。
深く濃い、痛みとともにある世界。
いちど体験してみてはいかがだろうか。


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