寺沢大介「修理もん研究室」は、依頼者のこころも修復する、“修理もん”先生の物語。
【あらすじ】
恐竜の化石を発掘・研究する古生物学が専門の大学教授・七尾子門。
その修復技術は天下一品。
化石ばかりか、さまざまなモノの修理もお手のもの。
その腕を見込んで依頼された“想い出の品”の数々…。
すべてを修理する、別名“修理もん”先生の物語である。
・寺沢大介「修理もん研究室」(1)(小学館)
古生物学を教える七尾をたずね、ひとりの老人がやってくる。
用件は、父の遺品である漆器の修復。
あちこちの漆器屋で修理不能といわれたモノだが…。
七尾は引き受ける。
そして珪藻土、漆など材料を調達。
見事な手際で修復を始める…!!
七尾はかつて、輪島塗の塗師の修行をしたこともあった。
知識と技術が高いレベルで融合した…まさに“職人技”。
器は見事な姿でよみがえる…!!
漆器や椅子、時計…。
モノを修理することは、込められた思いも“修復”すること。
形見の漆器が深く艶やかな色合いだった理由。
柱時計の鐘の音で思い出す、若く希望にあふれていた昔の自分。
モノと、込められた思いと。
ふたつを修復し、つなぐ技術が素晴らしい。
依頼者の“こころ”も修復する、“修理もん”先生の物語。
モノづくりの技術解説と、心温まるストーリーが魅力の1冊である。
【おまけ】
ちなみに七尾先生、かなりの守銭奴に描かれています。
理由は、お金を貯めて夢を叶えたいから。
その夢とは…発掘。
七尾少年を化石の世界に導いた恩師が、独自の調査で“恐竜の化石が出る”と信じていた場所。
その調査、発掘の費用を貯めていたのである。
“フタバスズキリュウ”は恐竜じゃない(エエエッ!?)、などなど恐竜の化石研究についても知ることができる本作。
読みごたえ抜群ですYO!
恐竜の化石を発掘・研究する古生物学が専門の大学教授・七尾子門。
その修復技術は天下一品。
化石ばかりか、さまざまなモノの修理もお手のもの。
その腕を見込んで依頼された“想い出の品”の数々…。
すべてを修理する、別名“修理もん”先生の物語である。

・寺沢大介「修理もん研究室」(1)(小学館)
古生物学を教える七尾をたずね、ひとりの老人がやってくる。
用件は、父の遺品である漆器の修復。
あちこちの漆器屋で修理不能といわれたモノだが…。
七尾は引き受ける。
そして珪藻土、漆など材料を調達。
見事な手際で修復を始める…!!

七尾はかつて、輪島塗の塗師の修行をしたこともあった。
知識と技術が高いレベルで融合した…まさに“職人技”。
器は見事な姿でよみがえる…!!

漆器や椅子、時計…。
モノを修理することは、込められた思いも“修復”すること。
形見の漆器が深く艶やかな色合いだった理由。
柱時計の鐘の音で思い出す、若く希望にあふれていた昔の自分。
モノと、込められた思いと。
ふたつを修復し、つなぐ技術が素晴らしい。
依頼者の“こころ”も修復する、“修理もん”先生の物語。
モノづくりの技術解説と、心温まるストーリーが魅力の1冊である。
【おまけ】
ちなみに七尾先生、かなりの守銭奴に描かれています。
理由は、お金を貯めて夢を叶えたいから。
その夢とは…発掘。

七尾少年を化石の世界に導いた恩師が、独自の調査で“恐竜の化石が出る”と信じていた場所。
その調査、発掘の費用を貯めていたのである。
“フタバスズキリュウ”は恐竜じゃない(エエエッ!?)、などなど恐竜の化石研究についても知ることができる本作。
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