新刊・旧刊をふくめた、まんがレビューblog。 その他、まんがに関すること。 
 
 

木村紺「からん」は“ガール ミーツ ガール”の物語

ひと目見て「こいつとは友だちになれそうだ」とか、「こいつ何かスゲエ」とか。
会った瞬間“何か”を感じる関係ってあると思う。
たとえ、一見正反対のふたりであっても…。

これは、少女と少女が出会う“ガール ミーツ ガール”の物語である。


【あらすじ】
京都の名門女子高校「望月女学院」に合格した高瀬雅は、柔道初段。
中学時代、44kg以下級で京都2位になった“ツワモノ”である。
しゃきしゃきとした性格のが入学式で出会ったのは、一見地味でじつは可愛い、九条京
偶然にも同じクラスになった、
は、ほか数名を柔道部に誘うのだが…。

からん01
木村紺「からん」(1)(講談社)


“ガール ミーツ ガール”の物語、といっても百合的な出会いではない
お互いが気になって、お互いの存在に何かをかき立てられて。
ジリジリと、脳のシナプスを電流が走るのを感じるような…スリリングな出会いである。

雅は京の“静か”な姿から。
京は雅の“動き”あふれる柔道をみて。

お互いが惹かれあい、それが“柔道”という一点において結ばれるのだ。

柔道部でならしていた雅の“凜とした”ふるまいにくらべ、京舞を習っている京は、体も小さく一見おとなしい。
だが物語がすすむにつれ、“惹かれあった”理由が明らかになってくる。

雅、そして柔道との出会いで、京の意外な一面…負けず嫌いで“熱い芯”のような気持ちがあらわれたのだ。

「静」と「動」、雅と京はまるで反対に見えて、共通する“”をこころに秘めていたのである…!!


“ガール ミーツ ガール”。
いままでまったく違う人生を送ってきた、ふたりの少女が出会い、影響しあって変化してゆく…。
“出会い”こそ、なにかを変える可能性を秘めている。

柔道部での熱き闘いと同時に、ふたりの魂のゆくえを見守りたいと思う。


からん 1 (1) (アフタヌーンKC)


【おまけ】
神戸在住01
木村紺「神戸在住」(1)(講談社) ※カットは2巻から

巨娘01
木村紺「巨娘」(1)(講談社)

神戸に住む大学生・辰木桂の大学生活を描いた「神戸在住」は、阪神淡路大震災を克明に描いたことでも有名。(1巻収録。いわゆる“震災編”)
桂と、彼女をとりまく人々を楽しく、ときにセンシティブに描いた本作は、折に触れて“読み返したくなる”作品です。(全10巻)

その「神戸在住」の連載終了後に描いたのが「巨娘」

身長180cmを超える長身の“巨娘”・ジョーさんの“漢っぷり”をこれでもかと描いた、笑いたっぷりの作品。
前作とは一転して“笑い”にカジを切ったのが、すごく意外でした。
(最初はついていけなかった…w)

木村紺の作品は、舞台設定だけでなく性格や行動など、人物描写まで精緻に描き出しているのが特徴的。
“厚み”をもって、丁寧に描き出された人物と世界は、文学的な匂いも感じさせてくれる
どっしりと、腰を落ち着けて読む(読み込む)のに適した作品群です。
オススメです。

神戸在住 1 (1) (アフタヌーンKC)
木村 紺
講談社
おすすめ度の平均: 4.5
5 神戸の街に住む人達の日常生活。
5 主人公の目を通して見る風景
5 神戸という街とそこに住む人々。
5 神戸の“おくゆき”
5 心で読む漫画。
巨娘 1 (1) (アフタヌーンKC)
木村 紺
講談社
おすすめ度の平均: 4.5
5 なんとな〜く惰性で生きている・・・と日頃感じている人に
5 やっぱりギャグ漫画もいける
5 ずっと待っていた漫画
5 下町の神戸在住?
3 うーん
   23:08 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://mangabito27.blog50.fc2.com/tb.php/64-1d19b231
 
 
プロフィール

hebitaro

Author:hebitaro
「ジャンプ」読むのに1時間!!
遅読のまんが野郎です。
新刊・旧刊とわずレビューを書いていきますので、よろしくお願いします!!

→このブログについて

Web拍手↓
拍手する
いただけると嬉しいです。

Web拍手への返事は↓
・Web拍手への返事

アマゾンストアも営業中!!
まんが人書店

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
Amazon検索
セブンアンドワイ検索
livedoorブックス
漫画☆全巻ドットコム
フリーエリア
 
期間限定情報
Amazonで本全品で配送料無料!! 期限が11/30まで延長決定!!
詳細を確認する
当ブログ注目記事
Twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QRコード