今井哲也「ハックス!」が描く、情熱系“アニメの作りかた”
楽しいもの、カッコイイもの、綺麗なもの。
「素晴らしいもの」と出会ったとき、ボクらはドキドキするし感動もする。
でもキミは「やってみたい!」と思ったことはあるだろうか。
この作品は、そんな「やってみたい」に向かって突きすすむ女のコの物語だ。
【あらすじ】
高校に入ったばかりの阿佐実みよしは、新入生歓迎会で流れた1本のアニメに魅了される。
そのアニメは、10年以上も前に同じ学校の先輩が作ったものだという。
ワクワクして、ドキドキして…うずうずして。
いてもたってもいられず、みよしはアニメーション研究部を訪ねるが、部はほぼ休止状態であった。
しかし、みよしの熱意が次第に周りを動かしてゆく。
同じ1年の児島、部の先輩とともに、ついにアニメを作り上げる…!!
【カット】
・今井哲也「ハックス!」(1)(講談社)
いまでこそ、デジカメやパソコンなど便利な機材があるが、昔はフィルム(8ミリ)で撮影するしかなかった。
作画はいうにおよばず、撮影、現像、編集など…想像を超える苦労があったはず。
みよしたちを魅了した「アニメ」は、そんな時代に創られたのだ。
ただ、ただ情熱をもって…。
みよしは言う。
「きのう、あのすごいアニメ観て“すごい”ってなったじゃないですか。それで今度は私がそのアニメ観て、アニメ作って。そういうのってすごいと思うんですよ」
“熱”が伝播する。
何年も前、高校生たちが熱い思いでフィルムに焼きつけた「動き」。
それが時を越えて、今の高校生の「心」にとどいたのだ。
ワクワクが、ドキドキが、うずうずが…伝わっていく。
なんだかとっても素敵じゃないか?
先輩たちの“思い”を受けとった、いまの高校生たちが、熱く、楽しくアニメを作っていく物語。
「熱中するのって、いいなぁ」と素直に思える作品です。
実はボクも高校時代、先輩が作ったコマ撮りの人形アニメ(もちろん8ミリ)を観て感動した覚えがあります。
なんでも県で賞をもらったほどの作品で、スケール感や迫力にグイグイ引きこまれました。
2、30分の作品だと思いますが、あれは傑作だったなぁ。
でもボクは、部に入ろうなんてまったく思いませんでした。
みよしとの差は、ここか…。ww
「素晴らしいもの」と出会ったとき、ボクらはドキドキするし感動もする。
でもキミは「やってみたい!」と思ったことはあるだろうか。
この作品は、そんな「やってみたい」に向かって突きすすむ女のコの物語だ。
【あらすじ】
高校に入ったばかりの阿佐実みよしは、新入生歓迎会で流れた1本のアニメに魅了される。
そのアニメは、10年以上も前に同じ学校の先輩が作ったものだという。
ワクワクして、ドキドキして…うずうずして。
いてもたってもいられず、みよしはアニメーション研究部を訪ねるが、部はほぼ休止状態であった。
しかし、みよしの熱意が次第に周りを動かしてゆく。
同じ1年の児島、部の先輩とともに、ついにアニメを作り上げる…!!
【カット】

・今井哲也「ハックス!」(1)(講談社)
いまでこそ、デジカメやパソコンなど便利な機材があるが、昔はフィルム(8ミリ)で撮影するしかなかった。
作画はいうにおよばず、撮影、現像、編集など…想像を超える苦労があったはず。
みよしたちを魅了した「アニメ」は、そんな時代に創られたのだ。
ただ、ただ情熱をもって…。
みよしは言う。
「きのう、あのすごいアニメ観て“すごい”ってなったじゃないですか。それで今度は私がそのアニメ観て、アニメ作って。そういうのってすごいと思うんですよ」
“熱”が伝播する。
何年も前、高校生たちが熱い思いでフィルムに焼きつけた「動き」。
それが時を越えて、今の高校生の「心」にとどいたのだ。
ワクワクが、ドキドキが、うずうずが…伝わっていく。
なんだかとっても素敵じゃないか?
先輩たちの“思い”を受けとった、いまの高校生たちが、熱く、楽しくアニメを作っていく物語。
「熱中するのって、いいなぁ」と素直に思える作品です。
実はボクも高校時代、先輩が作ったコマ撮りの人形アニメ(もちろん8ミリ)を観て感動した覚えがあります。
なんでも県で賞をもらったほどの作品で、スケール感や迫力にグイグイ引きこまれました。
2、30分の作品だと思いますが、あれは傑作だったなぁ。
でもボクは、部に入ろうなんてまったく思いませんでした。
みよしとの差は、ここか…。ww
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