田中ユタカ「もと子先生の恋人」は、まんが家と編集者の本気ラブストーリー
まんが家と編集者。
仕事のうえでタッグを組む、パートナー。
お互いの仕事を尊敬しあう、恋人同士。
真摯で熱い、恋の物語である。
【あらすじ】
小西川もと子先生は、地味なまんが家。
だけど編集者・山崎慎太郎は、彼女の心温まる作風が好きだった。
そして、彼女自身のことも…。
もと子先生も、まじめで熱い慎太郎と会い、ひと目で好きになった。
苦労をかさね、もと子先生と連載をたちあげた慎太郎。
ふたりで創り出した物語のコミックスも発売。
順調に絆を深めたふたりは、ある日…恋人同士になった。
【カット】
・田中ユタカ「もと子先生の恋人」(白泉社)
以前、まんがの編集さん(♀)に話を聞いたことがあるのですが、「作家さんとの恋愛は“かんがえられない”」とのこと。
理由は、「自分と付きあうことで作家さん(作品)がダメになっちゃったら、耐えられない」から。
慎太郎も、もと子先生も、ちゃんと考えた。
担当編集と作家、お互いの立場がある。
公私混同、かもしれない。
でも…。
逃げ道を断ち、言い訳を捨て、すべてをまっさらに考えたとき。
やはり目の前の相手が必要だったんだ。
これが、恋人なんだ。
“まんが家”と“編集”という、設定だけ借りたラブコメではない。
オトナの恋は仕事もコミだ。抜きにはできない。
ましてやまんが家と編集、立場をこえた本気の“恋”。
当然のことながら、お互いの“仕事”もちゃんと描かれている。
もと子先生とふたりで過ごすはずの日でも、慎太郎は予定外に入った仕事を最後までやりきった。
もと子先生は締め切り前、徹夜で仕上げた原稿に納得できず、最後の1ページを描きなおしたり。
ふたりの仕事への真摯な思い。
それがお互いを思う気持ちにもつながっていて。
読んでいて、心の底が熱くなるのを感じました。
いい、まんがです。
仕事のうえでタッグを組む、パートナー。
お互いの仕事を尊敬しあう、恋人同士。
真摯で熱い、恋の物語である。
【あらすじ】
小西川もと子先生は、地味なまんが家。
だけど編集者・山崎慎太郎は、彼女の心温まる作風が好きだった。
そして、彼女自身のことも…。
もと子先生も、まじめで熱い慎太郎と会い、ひと目で好きになった。
苦労をかさね、もと子先生と連載をたちあげた慎太郎。
ふたりで創り出した物語のコミックスも発売。
順調に絆を深めたふたりは、ある日…恋人同士になった。
【カット】

・田中ユタカ「もと子先生の恋人」(白泉社)
以前、まんがの編集さん(♀)に話を聞いたことがあるのですが、「作家さんとの恋愛は“かんがえられない”」とのこと。
理由は、「自分と付きあうことで作家さん(作品)がダメになっちゃったら、耐えられない」から。
慎太郎も、もと子先生も、ちゃんと考えた。
担当編集と作家、お互いの立場がある。
公私混同、かもしれない。
でも…。
逃げ道を断ち、言い訳を捨て、すべてをまっさらに考えたとき。
やはり目の前の相手が必要だったんだ。
これが、恋人なんだ。
“まんが家”と“編集”という、設定だけ借りたラブコメではない。
オトナの恋は仕事もコミだ。抜きにはできない。
ましてやまんが家と編集、立場をこえた本気の“恋”。
当然のことながら、お互いの“仕事”もちゃんと描かれている。
もと子先生とふたりで過ごすはずの日でも、慎太郎は予定外に入った仕事を最後までやりきった。
もと子先生は締め切り前、徹夜で仕上げた原稿に納得できず、最後の1ページを描きなおしたり。

ふたりの仕事への真摯な思い。
それがお互いを思う気持ちにもつながっていて。
読んでいて、心の底が熱くなるのを感じました。
いい、まんがです。

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